ザガーロ完全ガイド
デュタステリドの作用機序・効果・副作用・フィナステリドとの違いを医学論文をもとに徹底解説

ザガーロ®(デュタステリド0.5mg)は、フィナステリドに次ぐ第2世代のAGA治療薬です。5α還元酵素のII型のみを阻害するフィナステリドに対し、デュタステリドはI型とII型の両方を同時に阻害するため、DHT産生をより包括的(約90〜95%)に抑え込めます。24週時点のターゲットエリア毛髪数増加はフィナステリド1mgより統計学的に有意に大きい一方、日本人データでは勃起機能不全11.7%・薬剤関連副作用17%とフィナステリドより高めの発現頻度。本記事では作用機序・臨床効果・副作用・切り替えタイミング・料金まで、PubMed論文5編を独立調査でまとめました。

ザガーロ・デュタステリド — 5α還元酵素I型+II型同時阻害によるAGA治療薬
✓ 広告なし・独立編集
ClinicJapan編集部は、皮膚科専門医によるサイト方針監修のもと、PubMed収載論文・公開された医療文献・日本皮膚科学会「男性型脱毛症診療ガイドライン2017」をもとに記事を作成・更新しています。本記事はザガーロ(デュタステリド)に焦点を絞った詳細ガイドで、AGA全体についてはAGA・薄毛治療とは、効果はAGA治療の効果でまとめています。編集方針について →

ザガーロ(デュタステリド)は、フィナステリドで半年ほど治療を続けたけれど効果に物足りなさを感じた方が、次の選択肢として検討することの多い薬剤です。フィナステリドが5α還元酵素のII型のみを阻害するのに対して、デュタステリドはI型とII型の両方を抑える「第2世代」の薬剤です。「フィナステリドより毛髪数の増加が大きい」と紹介される一方で、副作用の発現頻度はやや高めで、半減期が長いぶん中止しても薬が抜けきるまでに時間がかかるという特徴もあります。ご自身の治療を見直したい方、あるいは家族の治療の切り替えを一緒に考えている方の判断材料になるよう、医学論文をもとに丁寧にまとめます。

ザガーロ®(デュタステリド0.5mg)は、5α還元酵素のI型とII型を同時に阻害する第2世代のAGA治療薬です[1]。フィナステリドがII型のみを阻害するのに対し、デュタステリドはI型もブロックすることで、血中DHT濃度を約90〜95%抑えます(フィナステリドは約65〜70%)。24週時点のターゲットエリア(2.54cm径)の毛髪数増加はデュタステリド0.5mgがフィナステリド1mgより統計学的に有意に大きい(Gubelin Harcha 2014, n=917, P=0.003)と報告されています[2]。副作用は日本人を対象としたTsunemi 2016年の試験で勃起機能不全11.7%・薬剤関連副作用17%・全副作用53%と、フィナステリドの第3相試験データ(性機能関連1〜2%)より高い発現頻度が報告されています。半減期は約3〜5週間と長く、中止後も体内に残るため、副作用が出た場合の対応が難しい点もあります。料金は先発品ザガーロ®で月¥10,000〜¥15,000、国内ジェネリックで月¥5,000〜¥9,000が相場です。

※効果・副作用には個人差があります。服用前に必ず医師の診察を受けてください。
iClinicJapanは厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って記事を作成しています。 詳細はこちら →

処方薬の承認状況に関する重要な情報開示

本記事で解説するデュタステリドには、以下の承認状況があります。

  1. 国内承認薬:デュタステリド(ザガーロ®・0.5mg)は2015年9月に「男性における男性型脱毛症」の効能で厚労省承認。グラクソ・スミスクライン社(GSK)の先発品で、AGA治療薬として国内承認・流通している正規医療用医薬品です。2020年に物質特許が満了し、国内ジェネリック(沢井製薬・東和薬品等)が複数承認されています。なお同成分のアボルブ®(0.5mg)は2008年から前立腺肥大症の治療薬として日本国内で承認されている別ブランドで、AGA適応のザガーロ®とは別承認となります。
  2. 入手経路:医療機関での処方が必須の処方箋医薬品です。海外通販等での個人輸入は偽薬・粗悪品のリスクがあり、推奨されていません。
  3. 適応外使用について:「男性型脱毛症」が国内承認適応で、女性型脱毛症(FAGA)への使用は適応外使用(オフラベル使用)に該当します。女性は経皮吸収による胎児への影響リスクのため、妊娠中・妊娠の可能性のある女性は服用・接触ともに禁忌です。
  4. 救済制度の対象:国内承認薬であるため、適応内(男性のAGA)での重篤な副作用は医薬品副作用被害救済制度の対象となります。ただし個人輸入品や適応外使用での副作用は対象外となる場合があります。

服用開始前に、効能・副作用・相互作用について医師にご確認ください。

デュタステリドの作用機序:I型+II型の同時阻害

デュタステリドの最大の特徴は、5α還元酵素のI型とII型の両方を同時に阻害することです。フィナステリドがII型のみを阻害するのに対し、デュタステリドは「I型もブロックする」という1点で大きく変わってきます。仕組みの全体像はAGA・薄毛治療とはでも整理しています。

5α還元酵素のI型とII型

テストステロンをDHTに変換する5α還元酵素にはI型とII型があり、それぞれの分布と役割は次のとおりです。

5α還元酵素I型は皮脂腺・皮膚全体・肝臓に分布していて、AGAへの寄与は30〜40%。一方の5α還元酵素II型は前頭部・頭頂部の毛包と前立腺に分布し、AGAへの寄与の60〜70%を占めています。フィナステリドはこのII型のみを阻害するため、AGAへの寄与の60〜70%をカバー。デュタステリドはI型も同時に止めるので、ほぼ全体をブロックできる、というわけです。

フィナステリドはII型のみを阻害するため、AGAへの寄与の60〜70%をカバーする計算です。デュタステリドはI型もブロックすることで、ほぼ全体(90〜95%)のDHT産生を抑制できる仕組みです[1][4]

血中DHT濃度の抑制率

薬剤血中DHT抑制率頭皮DHT抑制率
プラセボ0%0%
フィナステリド1mg約65〜70%約60〜65%
デュタステリド0.5mg約90〜95%約50%

※ 血中DHT抑制率はOlsen 2006[1]・Clark 2004[4]、頭皮DHT抑制率はDrake 1999(フィナステリド1mg:64.1%)・Olsen 2006(デュタステリド0.5mg:51%)に基づきます。デュタステリドは血中DHTを強く抑える一方、頭皮DHTの抑制率は0.5mg用量では約50%にとどまる点に注意が必要です。

「より多くを止める=より多く生やせる」とは限らない:DHT抑制率が90%を超えるからといって、効果も90%増えるわけではありません。AGAの個人差(遺伝・年齢・進行度)の影響も大きく、デュタステリドで効果が頭打ちになる方もいます。フィナステリドで十分な方も多いので、最初からデュタステリドを選ぶ必要はありません。詳しい使い分けはAGA治療の効果でも解説しています。

臨床試験で見る発毛効果:フィナステリド1mgより有意に大きい増加

デュタステリドの効果は、フィナステリドとの比較試験で繰り返し示されています。なかでも代表的なのが、Gubelin Harcha 2014年の国際多施設無作為化比較試験(n=917)です[2]

Gubelin Harcha 2014年の国際多施設無作為化比較試験

20〜50歳の男性917名を対象に、デュタステリド(0.02・0.1・0.5mg/日)・フィナステリド1mg/日・プラセボを24週間投与した第3相無作為化比較試験(Gubelin Harcha et al., J Am Acad Dermatol 2014)の結果は、次のとおりです。

治療24週時のターゲットエリア毛髪数増加(2.54cm径)有意性
デュタステリド0.5mg約+89.6本フィナ・プラセボに対し有意(P=0.003)
デュタステリド0.1mg約+63.0本プラセボに対し有意
フィナステリド1mg有意な増加プラセボに対し有意
プラセボ軽微

デュタステリド0.5mgはフィナステリド1mgより、24週時点の毛髪数・毛幅ともに統計学的に有意に大きい増加を示しました。「I型酵素もブロックすることで、毛包の細毛化をより包括的に抑えられるため」と解釈されています。

Tsunemi 2016年の日本人長期試験

日本人男性AGA患者120名を対象としたTsunemi 2016年の多施設前向き試験(NCT01831791)では、デュタステリド0.5mg/日を52週間継続した結果、ターゲットエリア(2.54cm径)の毛髪数が26週で+87.3本、52週で+68.1本と、ベースラインからの明らかな増加が報告されました[3]。安全性については、何らかの副作用が53.3%(64/120名)、薬剤関連の副作用が17%に発生し、最も多かったのは鼻咽頭炎15.0%・勃起機能不全11.7%・性欲減退でした。日本人特有の体質(5α還元酵素I型の活性が比較的低めという報告もあり)でも、デュタステリドの効果は明確に認められた一方、副作用の発現頻度は決して低くないことに留意が必要です。

進行度別の効果

進行度24週時の改善率備考
II〜III(初期)85〜95%進行抑制+細毛の改善
IV〜V(中等度)70〜85%毛髪密度の明確な増加
VI〜VII(重度)40〜55%毛包消失部位への効果は限定的

初期〜中等度のAGAでは、デュタステリドはフィナステリドより明確に高い効果が期待できます[5][6]。一方、重度の段階では薬剤の限界もあるので、自毛植毛との併用や、ミノキシジル追加が検討されます。

副作用:日本人データで勃起機能不全11.7%・薬剤関連副作用17%

デュタステリドはフィナステリドよりDHTを強く抑えるため、副作用の発現頻度もやや高めです。日本人120名を対象としたTsunemi 2016年の52週試験では、何らかの副作用53.3%・薬剤関連副作用17%・勃起機能不全11.7%が報告されています[3]

主な副作用と発生率

副作用デュタステリドフィナステリド
性欲減退(リビドー低下)3〜12%(試験により幅あり)1.8%
勃起機能不全(ED)2.5〜11.7%(試験により幅あり)1.3%
射精障害2〜5%1.2%
女性化乳房1.0%0.5%未満
肝機能数値の上昇0.5〜1%0.5〜1%
うつ症状・気分の変化0.5〜0.8%0.3〜0.5%

半減期が長いことの意味

「やめたらすぐ抜ける」と思っていませんか。デュタステリドの大きな特徴のひとつは、血中半減期が約3〜5週間と非常に長いこと。フィナステリドの半減期が6〜8時間なので、実に500〜1000倍の長さです(添付文書・薬物動態データ)。中止してもすぐには体から抜けないのです。

項目フィナステリドデュタステリド
血中半減期約6〜8時間約3〜5週間
1日飲み忘れの影響大きい(DHT抑制が落ちる)ほぼなし
中止後の影響消失1〜2週間4〜6か月

これがメリットとデメリットの両方を生んでいます。

「副作用が出たら抜けにくい」点に注意:デュタステリドは半減期が長いので、性機能関連の副作用が出た場合、中止してもすぐには改善しません。完全に体外に出るまで最大6か月かかることもあるので、副作用への不安が大きい方は、まずフィナステリドで様子を見てから切り替えを検討するのが安心です。詳しくはAGA治療の失敗・後悔でも触れています。

フィナステリドからの切り替え:どんなときに検討するか

デュタステリド作用機序 — 5α還元酵素I型+II型同時阻害によるDHT産生抑制

「フィナステリドを半年続けたけれど、思ったほど変化がない」と感じている方が、次の選択肢として検討するのがデュタステリドです。最初からデュタステリドを選ぶより、フィナステリドから段階的に強化していくアプローチが一般的になっています。

切り替えを検討する目安

切り替え方

切り替えの手順そのものはシンプルで、フィナステリドを中止して、翌日からデュタステリドを開始する流れです。両薬剤は作用の仕組みが重なっているので、切り替えても効果が途切れる心配はありません。

「現状維持できているなら無理に切り替えない」:フィナステリドで現状維持できている方が、「もっと増やしたい」という理由でデュタステリドに切り替えるのは、慎重に判断したいところです。デュタステリドは毛髪数の増加が大きい一方、日本人データでは勃起機能不全11.7%・薬剤関連副作用17%とフィナステリドより高めの発現頻度です。現状の効果と副作用のバランスが取れているなら、無理に切り替えずに続けるという選び方もあります。カウンセリングガイドで医師への質問例をまとめています。

女性は服用・接触ともに禁忌

デュタステリドもフィナステリドと同様、女性は服用・接触ともに禁忌です。胎児への影響リスクが大きな理由になっています。

なぜ禁忌なのか

デュタステリドはDHTを強力に抑制するため、妊娠中の女性が服用または接触すると、男児胎児の外性器発達に異常(尿道下裂など)が起こる可能性があります(ザガーロ®添付文書・厚生労働省/PMDA 審査報告書 2015)。経皮吸収のリスクから、カプセル破損による粉末・液体への接触も禁止されています。デュタステリドはソフトカプセル製剤なので、フィナステリド錠剤よりも漏れ・接触リスクの管理が重要です。同居しているパートナー・家族の方は、薬の保管・取り扱いで次の点に注意が必要です:①保管場所をご自身専用にし、家族の薬と混ざらないようにする、②小さなお子さんが触れない高い位置や鍵付きの場所に保管する、③万一カプセルが破れて中身が漏れた場合、女性・お子さんが素手で触らず、すぐに拭き取って廃棄する、④ペット(特に犬・猫)の誤食にも注意。

対象禁忌の理由
妊娠中の女性男児胎児の外性器異常リスク
妊娠の可能性のある女性同上の予防
授乳中の女性母乳への移行データが不十分
小児安全性データが不十分

女性のFAGAへの選択肢

女性のびまん性脱毛(FAGA)には、ミノキシジル外用1%または2%が標準治療です。詳しくはミノキシジル完全ガイドでご紹介しています。

服用方法:1日1カプセルを毎日服用

デュタステリドの服用方法はシンプルで、1日1回・1カプセル(0.5mg)を毎日服用するのが基本です。

服用のポイント

効果判定までの期間

デュタステリドの発毛効果タイムライン — 3か月・6か月・12か月・24か月の経過と毛髪数推移

デュタステリドの効果判定も、フィナステリドと同じで最低6か月、できれば12か月続けてから行うのがいいとされています。最初の3か月は見た目の変化が出にくくて、6か月以降から効果が現れ始め、12〜18か月でピークに達するのが典型的な経過です。詳しい経過はAGA治療の効果で時系列でまとめています。

ザガーロ vs ジェネリック:どう選ぶか

デュタステリドの料金差は、先発品(ザガーロ®)とジェネリックで大きく変わります。料金面の詳細はAGA治療の料金で解説していますが、ここでは「どう選ぶか」の観点でまとめます。

製品別の比較

製品月額相場特徴
ザガーロ®(GSK・先発品)¥10,000〜¥15,000臨床データ最多。万が一の副作用時の信頼性が高い
国内ジェネリック(沢井・東和・ファイザー等)¥5,000〜¥9,0002020年特許切れ後、複数社が承認
院処方オリジナル後発品¥4,000〜¥7,500各AGAクリニックの自院処方品
アボダート®等の海外品¥3,000〜¥6,000個人輸入・前立腺肥大用が中心。AGA適応外

ジェネリックは効果が同じか

有効成分(デュタステリド0.5mg)は同じで、生物学的同等性試験で先発品と同等の血中濃度推移が確認されています。実臨床では「効果はほぼ同等で、料金は30〜60%安い」と考えて問題ありません。デュタステリドのジェネリックは比較的新しいため(2020年から)、選択肢はフィナステリドより少なめですが、料金メリットは大きいです。

「アボダート®」の個人輸入には要注意:「アボダート®」は同じデュタステリド成分でも、前立腺肥大症用に承認された別ブランドで、日本ではAGA治療目的での承認はありません。海外通販で安く手に入りますが、副作用救済制度の対象外になるリスクや、品質管理の不確かさがあります。AGA治療目的なら、国内承認のザガーロ®または国内ジェネリックを医療機関で処方してもらうのが安心です。

向いている人・向いていない人

デュタステリドが向いている人

他治療を検討したほうがよい人

中止後も4〜6か月は体内に残る

デュタステリドの半減期が長いため、中止後も4〜6か月かけて徐々に体外に排出されていきます。これはフィナステリドの「1〜2週間で抜ける」のと大きく違うポイントです。

中止後の期間状態
1か月血中濃度は中止時の50%程度を維持
3か月血中濃度は中止時の20%程度
4〜6か月ほぼ完全に体外排出
6〜12か月抜け毛が再び増え始める
12〜24か月治療開始前の状態に戻る

「効果が出たから止める」のではなく、長期にわたって続ける前提で治療計画を立てることが大切です。5年続けたときのコストシミュレーションはAGA治療の料金で触れています。

よくある質問(FAQ)

Q. ザガーロはフィナステリドより効果が強いですか?
毛髪数の増加量で見るとデュタステリドのほうが大きく、フィナステリドより統計学的に有意に大きい増加が報告されています(Gubelin Harcha 2014)。24週時点でデュタステリド0.5mgはフィナステリド1mgより毛髪数・毛幅ともに有意に増加(P=0.003)。ただし副作用の発現頻度もデュタステリドのほうが高めです。
Q. 副作用はどのくらいの確率で起こりますか?
日本人120名を対象としたTsunemi 2016年の52週試験では、何らかの副作用が53%、薬剤関連の副作用が17%、勃起機能不全が11.7%に発生したと報告されています。フィナステリドの第3相試験(1〜2%)より高い発現頻度です。半減期が長いので、副作用が出た場合は中止しても4〜6か月は影響が続く点にご注意ください。
Q. ザガーロとジェネリックで効果は違いますか?
有効成分(デュタステリド0.5mg)は同じで、生物学的同等性試験でも先発品と同じような血中濃度の動きになることが分かっています。料金は30〜60%安いので、コストを抑えたい方にはおすすめの選択肢です。
Q. フィナステリドからザガーロへ切り替えるべきタイミングは?
フィナステリドを6〜12か月続けて効果が物足りないと感じた場合、進行が早くてDHTを強く抑える必要がある場合、現状維持はできているけれど発毛効果もほしい場合などが切り替えの目安です。最初からザガーロを選ぶより、段階的に強化していくアプローチが一般的です。
Q. 半減期が長いと何が違いますか?
デュタステリドの半減期は約3〜5週間と長くて、フィナステリド(6〜8時間)の500〜1000倍ほど。メリットは1〜2日飲み忘れても効果が落ちにくいこと、デメリットは副作用が出た場合に中止しても4〜6か月は体内に残ってしまうことです。
Q. 女性も服用できますか?
妊娠中・妊娠の可能性のある方は服用・接触ともに禁忌です。経皮吸収のリスクから、カプセルが破れた場合の内容物に触れることも避ける必要があります。女性のFAGAには、ミノキシジル外用1%または2%が代表的な選択肢となります。
Q. 服用を止めるとどうなりますか?
半減期が長いので、中止後4〜6か月かけてゆっくり体外に排出されていきます。完全に抜けたあとはDHT産生が再開して、6〜12か月かけて治療前の進行状態に戻っていきます。
Q. アボダート®はザガーロと同じですか?
同じデュタステリド成分でも、アボダート®は前立腺肥大症用に承認された別ブランドで、日本ではAGA治療目的での承認はありません。海外通販で安く入手できますが、AGA治療目的なら国内承認のザガーロ®または国内ジェネリックを医療機関で処方してもらうのが安全です。
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参考文献(PubMed 収載論文)

  1. Olsen EA, Hordinsky M, Whiting D, et al. “The importance of dual 5α-reductase inhibition in the treatment of male pattern hair loss: results of a randomized placebo-controlled study of dutasteride versus finasteride.” J Am Acad Dermatol. 2006. PMID 17110217
  2. Gubelin Harcha W, Barboza Martínez J, Tsai TF, et al. “A randomized, active- and placebo-controlled study of the efficacy and safety of different doses of dutasteride versus placebo and finasteride in the treatment of male subjects with androgenetic alopecia.” J Am Acad Dermatol. 2014. PMID 24411083
  3. Tsunemi Y, Irisawa R, Yoshiie H, et al. “Long-term safety and efficacy of dutasteride in the treatment of male patients with androgenetic alopecia.” J Dermatol. 2016. PMID 26893187
  4. Clark RV, Hermann DJ, Cunningham GR, et al. “Marked suppression of dihydrotestosterone in men with benign prostatic hyperplasia by dutasteride, a dual 5alpha-reductase inhibitor.” J Clin Endocrinol Metab. 2004. PMID 15126539
  5. Gupta AK, Charrette A. “The efficacy and safety of 5α-reductase inhibitors in androgenetic alopecia: a network meta-analysis and benefit-risk assessment of finasteride and dutasteride.” J Dermatolog Treat. 2014. PMID 23768246
  6. Adil A, Godwin M. “The effectiveness of treatments for androgenetic alopecia: A systematic review and meta-analysis.” J Am Acad Dermatol. 2017. PMID 28396101

本記事は上記の学術文献をもとに作成しており、医療情報の正確性を担保するため、すべて PubMed(米国国立医学図書館 NLM 運営の学術論文データベース)収載論文を出典としています。