糸リフトは使う糸で効果・持続・副作用が全く違う。5種類の糸を表で比較し、あなたに合った糸の選び方を解説します。
糸はPDO(安価・標準)、PCL(長持ち)、PLLA(コラーゲン生成力)の3素材。初めてはPDOかPCL、肌ハリ改善も重視するならPLLA。ブランド糸(テスリフト等)は高効果だが1本¥40,000〜。糸の種類より医師の技術が結果の80%を決める点を忘れないでください。
出典:ClinicJapan独自調査(2026年4月)糸リフトに使われる糸は、素材(何で出来ているか)と構造(コグ・メッシュなどの形状)の2つの要素で分類されます。まず素材の違いを理解することが糸選びの第一歩です。
| 素材 | 正式名称 | 吸収期間 | 特徴 | 1本相場 |
|---|---|---|---|---|
| PDO | ポリジオキサノン | 6〜8ヶ月 | 最も一般的。安価で実績豊富。初心者向き | ¥10,000〜30,000 |
| PCL | ポリカプロラクトン | 24〜36ヶ月 | 柔軟性が高く長持ち。引きつれリスク低い | ¥20,000〜50,000 |
| PLLA | ポリ-L-乳酸 | 18〜24ヶ月 | コラーゲン生成を強力に促進。肌ハリ改善 | ¥25,000〜60,000 |
PDOは医療用縫合糸として長年使われてきた素材で、安全性の実績が最も豊富です。価格も手頃で、糸リフト初心者に最も選ばれている素材。デメリットは吸収が早いため、コラーゲン生成効果を含めても実感持続は8〜15ヶ月が目安です。
PCLはPDOの約3倍の期間で吸収されるため、リフト効果が最も長く持続します。柔軟性が高く表情の動きに自然に追従するため引きつれリスクが低いのも利点。取り扱いクリニックがPDOほど多くないのがデメリットです。
PLLAはヒアルロン酸注入剤「スカルプトラ」でも使われている素材で、周囲の組織にコラーゲン生成を強力に促すのが特徴。リフトアップだけでなく肌のハリ・弾力改善も期待でき、糸が溶けた後もコラーゲン生成効果が持続するため、実質的な効果持続は素材中最長です。
効果持続の詳細は糸リフトの効果と持続期間で確認してください。
素材が同じでも、糸の構造(形状)によって効果は大きく異なります。
| 構造 | 特徴 | リフト力 | 用途 |
|---|---|---|---|
| コグ付き(棘付き) | 糸に棘がついており組織を引っかけてリフト | 強 | 頬・フェイスラインのたるみ改善 |
| メッシュ型 | メッシュ状の網で組織への接着面積が大きい | 中〜強 | 広範囲リフト+コラーゲン生成 |
| モノ(スムース) | 棘なしのストレートな糸 | 弱 | 肌ハリ改善がメイン。リフト不向き |
| スクリュー | らせん状に巻かれた糸 | 弱〜中 | コラーゲン生成・ボリューム改善 |
たるみのリフトアップが目的ならコグ付き糸一択です。モノ糸の「ショッピングリフト」は肌質改善がメインの別施術。「糸リフトを受けた」と思っていたら実はモノ糸だった、というケースもあるため、カウンセリングで使用する糸の構造を必ず確認してください。
| ブランド | 素材 | 構造 | 特徴 | 1本相場 | 持続 |
|---|---|---|---|---|---|
| テスリフト® | PDO | コグ+3Dメッシュ | メッシュが組織に絡み強固な固定。コラーゲン生成も促進 | ¥40,000〜80,000 | 12〜18ヶ月 |
| ミントリフト® | PDO/PCL | 双方向コグ | 高いリフト力。PCL配合版は長持ち | ¥50,000〜100,000 | 12〜24ヶ月 |
| VOVリフト® | PCL | プレス成型コグ | PCLの柔軟性と持続性を両立 | ¥30,000〜60,000 | 18〜24ヶ月 |
| アンカーマックス® | PDO | 360°コグ | 全方向の引き上げ | ¥30,000〜50,000 | 12〜18ヶ月 |
| ショッピングリフト | PDO | モノ | 肌ハリ改善メイン。リフト力は弱い | ¥1,000〜3,000 | 3〜6ヶ月 |
💡 ブランド糸より医師の技術
テスリフトやミントリフトは優れた構造ですが、糸の性能より医師の技術が結果の80%を決めます。高級な糸でも挿入角度・深さ・方向が不適切なら効果は半減。逆に技術力の高い医師が標準的なPDOコグ糸で施術すれば十分な効果が得られます。失敗例の大半は糸のブランドではなく技術に起因しています。
| あなたのニーズ | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 初めて・予算重視 | PDOコグ糸 | 安価で実績豊富。効果を体験するのに最適 |
| 長持ち重視 | PCL(VOVリフト等) | 吸収に2〜3年かかるため持続が長い |
| 肌のハリも改善したい | PLLA配合糸 | コラーゲン生成効果が最も高い |
| しっかりリフト+持続 | テスリフト・ミントリフト | 独自構造で強固な固定と持続力 |
| 肌質改善のみ(リフト不要) | モノ/スクリュー糸 | 安価でDTも最小限 |
最終的な選択はカウンセリングで医師と相談して決めるのがベスト。自分で糸のブランドを指定するより、「自分のたるみ具合にはどの糸が最適か」を医師に判断してもらう方が満足度は高くなります。カウンセリング完全ガイドで質問の仕方を確認してください。
糸リフトは単体で受けるより、他の施術と組み合わせると相乗効果が期待できます。
| 組み合わせ | 効果 | 追加費用目安 |
|---|---|---|
| 糸リフト + ハイフ | 物理リフト + SMAS引き締め | +¥30,000〜200,000 |
| 糸リフト + ヒアルロン酸 | リフト + ほうれい線の溝を埋める | +¥30,000〜100,000/本 |
| 糸リフト + ボトックス | リフト + エラ縮小で小顔効果 | +¥10,000〜40,000 |
| 糸リフト + スキンブースター | リフト + 肌質・ツヤ改善 | +¥30,000〜100,000 |
組み合わせ施術は同日に行えるケースが多く、セット割引があるクリニックもあります。費用相場全体と糸リフト料金で確認を。デメリット、ダウンタイム、クリニック選びも合わせて検討してください。東京は東京おすすめ、大阪は大阪おすすめ。