「糸リフト ¥10,000〜」と「糸リフト ¥60,000/本」が同じ施術名で並ぶ理由。糸の素材・本数・クリニックのランク別に、2026年の実際の料金データを公開します。
糸リフトの料金相場は、1本あたり¥10,000〜50,000(2026年・都内30院調査)。全顔8〜12本で¥100,000〜300,000がボリュームゾーン。価格差の最大要因は「糸の種類」で、PDO糸は¥10,000〜20,000/本、PCL糸は¥20,000〜40,000/本、テスリフトは¥40,000〜60,000/本。「¥3,000/本〜」はショッピングリフト(コグなし)の可能性が高いので要注意。
出典:ClinicJapan独自調査(2026年4月・都内30院以上の公表料金データに基づく)糸リフトの料金が「¥10,000〜」と「¥60,000/本」で10倍以上の差がある理由は単純です。糸の種類が違うからです。
「糸リフト」という名前で提供されている施術には、大きく分けて以下の5タイプがあり、それぞれ料金帯が全く異なります。
糸リフトの基礎知識(仕組み・効果・ダウンタイム)については糸リフト完全ガイドをご覧ください。
| 糸の種類 | 1本 料金 | 持続期間 | 引き上げ力 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ショッピングリフト | ¥1,500〜5,000 | 3〜6ヶ月 | 弱い | コグなし極細糸。肌ハリ改善が主目的。リフト効果は限定的 |
| PDO(コグ付き) | ¥10,000〜20,000 | 6〜12ヶ月 | 中程度 | 最も普及。柔軟で馴染みやすい。初めての方に◎ |
| PCL(コグ付き) | ¥20,000〜40,000 | 1〜2年 | 中〜強 | 長持ち。コラーゲン促進効果が高い。コスパ重視に◎ |
| PLA/PLLA | ¥25,000〜50,000 | 1.5〜2年 | 強い | 硬めで引き上げ力◎。V字フェイスラインに最適 |
| テスリフト | ¥40,000〜60,000 | 1.5〜2年 | 非常に強い | メッシュ構造で固定力◎。重度のたるみに |
| ミントリフト | ¥50,000〜100,000 | 1.5〜2年+ | 最強 | 全方向コグ。最高級だが痛み・異物感も最大 |
💡 ポイント:1本あたりの安さだけで選ばない
PDO糸は安いが持続が短い(6〜12ヶ月)。PCL糸は倍の価格だが持続も倍(1〜2年)。年間コストで比較すると、PCL糸の方がコスパが良いケースが多いです。
各糸の詳しい違いと選び方は糸リフトの種類と比較で解説しています。
糸リフトの最終的な費用は「1本あたりの価格 × 本数」で決まります。本数はたるみの状態と希望する仕上がりで変わります。
| 本数 | 対象 | PDO | PCL | テスリフト |
|---|---|---|---|---|
| 4〜6本 | 軽い引き上げ・メンテナンス | ¥40K〜120K | ¥80K〜240K | ¥160K〜360K |
| 8〜10本 | 標準フェイスリフト(初回推奨) | ¥80K〜200K | ¥160K〜400K | ¥320K〜600K |
| 12〜16本 | しっかりリフト+首回り | ¥120K〜320K | ¥240K〜640K | ¥480K〜960K |
| 20本以上 | 全顔+首の大幅リフト | ¥200K〜400K | ¥400K〜800K | ¥800K〜1.2M |
全顔しっかりリフト
¥100K〜300K
1〜1.5年後に追加
初回の約半額
片側のみ/ほうれい線
¥20K〜80K
⚠️ 「少ない本数で安く」は失敗の原因
費用を抑えるために4本以下にすると、左右差が出やすく、効果も薄い。結果的に「効かなかった」と後悔するケースが多発しています。最低でも片側3〜4本(合計6〜8本)が推奨です。失敗例の詳細は糸リフトの失敗例と後悔をご覧ください。
主要な大手美容クリニックの糸リフト料金を比較しました。料金は公式サイト掲載価格に基づきます。
| クリニック | 糸の種類 | 料金(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 品川美容外科 | 糸リフト ロング | ¥13,000/本〜(モニター) | 6本以上で美肌注射2cc無料 |
| TCB | TCB式 PDO | ¥13,800/本〜 | セットプランあり |
| 湘南美容 | プリマリフト(PCL) | ¥18,000/本〜 | 6本セット割引あり |
| 聖心美容 | アンカーDX等 | ¥55,000/本〜 | 高品質糸のみ。メニュー豊富 |
| スワンクリニック | 部位制(本数無制限) | ¥110,000〜/部位 | 何本入れても部位料金固定 |
💡 価格の読み方
¥13,000/本のクリニックで10本入れると¥130,000。¥55,000/本のクリニックで6本入れると¥330,000。しかし、高価格帯クリニックは高品質な糸と経験豊富な医師が対応するため、仕上がりの満足度が違うケースが多いです。単純な価格比較だけでなく、クリニックの選び方も参考にしてください。
東京エリア別のおすすめクリニックは糸リフト東京おすすめクリニックで詳しくランキングしています。大阪で探している方は糸リフト大阪おすすめクリニックをご覧ください。
同じ施術でも、クリニックの立地によって料金に差があります。
| 地域 | 1本あたり相場 | 全顔8本の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 東京(銀座・表参道) | ¥20,000〜60,000 | ¥160,000〜480,000 | 最高品質の糸と医師。プレミアム価格 |
| 東京(新宿・池袋) | ¥13,000〜35,000 | ¥100,000〜280,000 | 大手チェーンが集中。価格競争が激しい |
| 大阪(心斎橋・梅田) | ¥12,000〜30,000 | ¥96,000〜240,000 | 東京より10〜20%安い傾向 |
| 地方都市 | ¥10,000〜25,000 | ¥80,000〜200,000 | 安いが選択肢が限られる |
💡 地方が安い=お得とは限らない
地方クリニックは価格が安い反面、糸リフトの症例数が少ない医師が担当するケースもあります。年間500件以上の施術実績がある都市部のクリニックで受ける方が、結果的に満足度は高くなりやすいです。「安さ」と「技術力」のバランスを重視してください。
予算に応じて、どのような施術が可能かをシミュレーションしました。
PDO糸4〜6本で片側のフェイスラインまたはほうれい線周辺を軽くリフト。初めての方の「体験」として最適。ただし全顔の劇的な変化は難しい。効果持続は6〜10ヶ月程度。大手チェーンのキャンペーンやモニター制度を活用すれば、この予算でも8本入れられるケースがあります。
PDO糸8〜12本、またはPCL糸6〜8本で全顔をしっかりリフト。最もコスパの良いボリュームゾーン。多くの方がこの価格帯で十分な効果を実感しています。初回施術として最も推奨される予算帯です。
PCL糸10〜12本、またはテスリフト6〜8本で全顔+首回りまでしっかりリフト。個人クリニックの院長執刀で最高品質の糸を使用。仕上がりの自然さと持続力を重視する方向け。効果持続は1.5〜2年。
テスリフト8〜12本+ハイフ+スキンブースターのフルセット。糸リフトで引き上げ、ハイフで引き締め、スキンブースターで肌質改善。この価格帯になると切開リフトも選択肢に入るため、カウンセリングで両方の見積もりを取ることをおすすめします。
広告の「¥○○〜」は最低料金。実際に支払う金額はこれらが加算される場合があります。
| 項目 | 相場 | 大手の対応 |
|---|---|---|
| 初診・カウンセリング料 | 無料〜¥5,000 | 大手はほぼ無料 |
| 局所麻酔 | 施術料に含む | ほぼ全院含む |
| 笑気麻酔(オプション) | ¥3,000〜5,000 | 別途料金が多い |
| 術後検診 | 無料 | 大手はほぼ無料 |
| 内服薬(鎮痛剤・抗生物質) | ¥1,000〜3,000 | 含む院と別途の院あり |
| 糸の追加(当日) | 1本あたりの正規料金 | 事前見積もりを確認 |
⚠️ カウンセリングで必ず確認すること
「総額でいくらになりますか?」と聞いてください。「追加料金が発生する可能性はありますか?」も必須。カウンセリング時に出された見積もりと当日の最終金額が大きく異なるクリニックは避けるべきです。カウンセリングガイドも参考にしてください。
多くのクリニックが症例写真の提供を条件に30〜50%オフのモニター価格を設定しています。顔全体の公開/目元のみ公開など、モニターの条件はクリニックにより異なります。
1本ずつ追加するより、6本セットや10本セットで契約した方が1本あたりの単価が10〜20%安くなるケースが多いです。
同じクリニックでリピートすると、10〜20%のリピーター割引が適用されるケースがあります。初回のクリニック選びで長期的な関係を考慮すると、トータルコストが下がります。
年末年始・GW・夏休み前はキャンペーンが増えます。特に1月・3月・7月はチェック。ただし、キャンペーンの安さだけで決めず、医師の技術力を優先してください。
多くのクリニックが3〜84回の分割払いに対応しています。¥200,000の施術なら、月々¥5,000程度から可能。ただし金利(年8〜15%程度)がかかるため、総支払額のシミュレーションを必ず確認。支払い方法ガイドで詳しく解説しています。
糸リフトは1回で終わりではありません。効果を維持するには1〜1.5年ごとのメンテナンスが必要です。
3年間トータル:¥240,000〜440,000(PDO糸・年1回メンテの場合)
PCL糸の場合は持続期間が長いためメンテ頻度が下がり、3年間トータルで¥200,000〜400,000と、PDOとほぼ同等か安くなるケースも。初回にPCLやPLAで投資しておけば、2年目のメンテナンスが不要になり、3年スパンでのコストパフォーマンスが逆転する計算です。糸の効果と持続期間の詳細は糸リフトの効果と持続期間で解説しています。
糸リフトの費用は「高い」と感じるかもしれませんが、他のたるみ治療と年間コストで比較すると見え方が変わります。
| 施術 | 1回の費用 | 年間コスト | 3年間トータル | メリット |
|---|---|---|---|---|
| 糸リフト | ¥100K〜300K | ¥100K〜300K | ¥240K〜440K | 即効性◎ 低侵襲 |
| ハイフ | ¥30K〜200K | ¥60K〜400K | ¥180K〜1.2M | ダウンタイムなし |
| ヒアルロン酸 | ¥30K〜150K | ¥60K〜300K | ¥180K〜900K | ピンポイント改善 |
| エラボトックス | ¥25K〜80K | ¥75K〜240K | ¥225K〜720K | 小顔効果 |
| 切開リフト | ¥500K〜3M | ¥50K〜300K | ¥500K〜3M | 効果5〜10年 |
※切開リフトは効果が長いため、年間コスト換算で見ると割安になるケースがあります。ハイフは年2回、ヒアルロン酸は年2回、エラボトックスは年3回で計算。
💡 「切開リフトの方が安い」は本当か?
切開リフトは1回¥500,000〜3,000,000と高額ですが、効果が5〜10年持続するため、年間コスト換算では¥50,000〜300,000/年。糸リフトを毎年受けるよりトータルでは安くなるケースがあります。ただし、全身麻酔・2〜4週間のダウンタイム・傷跡のリスクを受け入れる必要があります。「費用だけ」で判断せず、ダウンタイムの許容度とリスク許容度も含めて検討してください。
カウンセリングに行く前に、以下の質問リストを用意しておくと、料金で後悔するリスクを大幅に減らせます。
カウンセリングの受け方について詳しくはカウンセリングガイドを、支払い方法は支払い方法ガイドをご覧ください。
「¥10,000〜」と書いてあっても、それが最も安いショッピングリフト(コグなし)の価格で、実際に効果のあるコグ付き糸は¥30,000/本以上、というケースが多々あります。「〜」の表記には必ず最低ラインの条件を確認してください。
「10本パック¥150,000」は一見お得ですが、実際にはショッピングリフト10本+コグ付き糸0本というケースも。「コグ付きリフト糸が何本含まれていますか?」と明確に確認しましょう。
「今日契約すれば30%オフ」は美容クリニックの定番営業トークです。本当に良いクリニックは即決を求めません。カウンセリング後は必ず持ち帰り、最低2〜3院で見積もりを比較してから決めることを推奨します。
施術中に「もう2本追加した方が効果的です」と言われ、事前見積もりより高くなるケース。事前に「当日の追加本数には上限を設けてください」と伝えておくか、追加の場合の1本あたりの料金を確認しておきましょう。