「肩ボトックス、結局いくらかかるの?」 — アラガン製 vs 韓国製の価格差、単位数ごとの目安、見落としがちな追加料金、安すぎるクリニックの裏側まで、料金にまつわる疑問をすべて解消します。
肩ボトックスの料金は、製剤の種類と注入単位数で決まります。韓国製ジェネリック(ニューロノクス・リジェノックスなど)なら両肩で¥15,000〜¥40,000、アラガン社ボトックスビスタなら¥40,000〜¥80,000が2026年時点の相場です。初診料・麻酔代・指名料が別途かかるクリニックもあるため、必ず「総額」で比較してください。
※ClinicJapan編集部が主要美容クリニック30院の公表価格を調査(2026年4月時点)肩ボトックスの費用を理解するには、まず「何が価格を左右するのか」を知っておく必要があります。大きく分けて製剤の種類、注入する単位数、クリニックの価格設定の3つです。
製剤は大きく「アラガン社製(ボトックスビスタ®)」と「韓国製ジェネリック」の2種に分かれます。アラガン製は世界で最も多くの臨床データを持つ正規品で、価格は高め。韓国製は韓国KFDA承認を受けた製剤で、同等の有効成分を含みながらアラガン製の約半額で受けられるのが特徴です。
単位数は僧帽筋の発達具合で異なります。デスクワーク中心で僧帽筋がそこまで発達していない方は50〜60単位、筋トレ習慣がある方や僧帽筋が張っている方は80〜100単位が目安。単位数が増えれば当然、料金も上がります。
3つ目のクリニックの価格設定は、立地・広告費・カウンセリング体制で大きく変動します。同じ製剤・同じ単位数でも、銀座の大手と地方の個人院では1.5〜2倍の差が出ることも珍しくありません。
| 製剤カテゴリ | 代表的な製剤名 | 両肩50単位 | 両肩80単位 | 両肩100単位 |
|---|---|---|---|---|
| アラガン社製 | ボトックスビスタ® | ¥40,000〜¥55,000 | ¥55,000〜¥70,000 | ¥65,000〜¥80,000 |
| 韓国製(KFDA承認) | ニューロノクス | ¥15,000〜¥28,000 | ¥25,000〜¥38,000 | ¥30,000〜¥45,000 |
| 韓国製(KFDA承認) | リジェノックス | ¥15,000〜¥25,000 | ¥22,000〜¥35,000 | ¥28,000〜¥42,000 |
| 韓国製(KFDA承認) | ボツラックス | ¥18,000〜¥30,000 | ¥26,000〜¥40,000 | ¥32,000〜¥48,000 |
| 中国製 | ランタックス(衡力) | ¥12,000〜¥20,000 | ¥18,000〜¥28,000 | ¥22,000〜¥35,000 |
上の表はあくまで相場の目安です。同じ「ニューロノクス100単位」でもクリニックによって¥30,000〜¥45,000と幅があるのは、初診料・再診料の有無、カウンセリング時間、施術する医師の経験値が料金に反映されているからです。
⚠ 注意:「単位」の表記に統一基準はありません
アラガン社の「1単位」と韓国製の「1単位」は生物学的に同じではないことを知っておいてください。臨床上はほぼ同等とされていますが、クリニックによっては韓国製を「アラガン換算」で表記する場合と「製剤固有の単位」で表記する場合があります。カウンセリングで「この単位数はアラガン換算ですか?」と確認するのがベストです。
「肩ボトックス¥19,800〜」という広告を見てクリニックに行ったら、結局¥50,000以上請求された — そんな口コミを見たことはありませんか。広告に表示される料金はあくまで「最低ライン」で、そこに様々な追加費用が乗ってきます。
| 料金項目 | 相場 | 頻度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 初診料 | ¥0〜¥5,500 | 初回のみ | 大手チェーンは無料が多い。個人院は有料のケースあり |
| 再診料 | ¥0〜¥2,200 | 毎回 | 2回目以降の来院ごとに発生する場合あり |
| カウンセリング料 | ¥0〜¥3,300 | 初回のみ | 無料のクリニックが大半。まれに有料 |
| 麻酔代(表面麻酔) | ¥0〜¥3,300 | 毎回 | 肩ボトックスは痛みが少ないため不要な場合が多い |
| 指名料 | ¥0〜¥11,000 | 毎回 | 人気医師を指名する場合に発生 |
| 針代・注射器代 | ¥0〜¥2,200 | 毎回 | マイクロカニューレ使用時に別途請求されることも |
つまり、施術費¥19,800のつもりが、初診料¥3,300 + 麻酔代¥2,200 + 指名料¥5,500で合計¥30,800になるケースは実際にあります。予約前に「総額でいくらになりますか?」と電話やLINEで確認するのが鉄則です。
💡 編集部のコツ:料金比較は「1単位あたりの単価」で
クリニックAは「50単位¥25,000」、クリニックBは「100単位¥45,000」— 一見Aが安く見えますが、1単位あたりで計算するとA=¥500/単位、B=¥450/単位でBの方がお得です。必要な単位数に対して「1単位あたりいくらか」を基準に比べると、本当にコスパが良いクリニックが見えてきます。
「安い韓国製でいいの?アラガン製じゃないと効かないの?」— 料金を調べると必ず突き当たるこの疑問に、正直にお答えします。
| 比較項目 | アラガン製(ボトックスビスタ®) | 韓国製ジェネリック |
|---|---|---|
| 承認機関 | FDA(米国)、厚労省(日本) | KFDA(韓国) |
| 有効成分 | A型ボツリヌストキシン | A型ボツリヌストキシン(同一) |
| 臨床データ量 | 世界最多(35年以上の実績) | 韓国中心に10年以上の実績 |
| 効果の持続期間 | 4〜6ヶ月 | 3〜5ヶ月(やや短い傾向の報告あり) |
| 抗体産生リスク | 低い(製造工程で不純物を除去) | 製剤により異なる |
| 料金(両肩80単位) | ¥55,000〜¥70,000 | ¥22,000〜¥38,000 |
| こんな人向け | 初めてで安心感を重視したい方 | コスパ重視・定期的に通いたい方 |
結論から言えば、どちらを選んでも肩こりの改善効果と僧帽筋の縮小効果は得られます。ただし、長期間にわたって繰り返し打つ場合は抗体産生(体がボツリヌストキシンに耐性を持つこと)のリスクを考慮し、不純物が少ないアラガン製を選ぶ医師もいます。初回はアラガン製で効果と相性を確認し、2回目以降に韓国製に切り替える方も少なくありません。
製剤の選び方や効果の違いについては、肩ボトックスの比較・種類ガイドでさらに詳しく解説しています。
肩ボトックスの料金は「何単位打つか」で大きく変わります。ではどうやって自分に必要な単位数を見極めるのか? — 僧帽筋の張り具合がカギです。
| 僧帽筋の状態 | 推奨単位数(両肩) | 料金目安(韓国製) | 料金目安(アラガン製) |
|---|---|---|---|
| 軽度(デスクワーク中心、肩こり軽め) | 40〜60単位 | ¥15,000〜¥28,000 | ¥35,000〜¥50,000 |
| 中程度(慢性的な肩こり、やや盛り上がり) | 60〜80単位 | ¥22,000〜¥35,000 | ¥48,000〜¥65,000 |
| 重度(筋トレ習慣あり、僧帽筋が大きい) | 80〜100単位 | ¥30,000〜¥45,000 | ¥60,000〜¥80,000 |
| 初回お試し(効果を確認したい方) | 40〜50単位 | ¥12,000〜¥22,000 | ¥30,000〜¥45,000 |
最適な単位数はカウンセリングで医師に触診してもらって決めるのが正解です。自己判断で「80単位で!」と指定するのはおすすめしません。僧帽筋の大きさ・硬さ・左右差は個人差が大きく、少なすぎれば効果が出ず、多すぎれば肩に力が入りにくくなるリスクがあるからです。
効果の出方と持続期間については肩ボトックスの効果と持続期間で詳しくまとめています。
肩ボトックスは1回で終わりではなく、効果を維持するために年2〜3回の施術が必要です。年間の総費用をシミュレーションしてみましょう。
| パターン | 製剤 | 単位数 | 1回の費用 | 年間回数 | 年間コスト |
|---|---|---|---|---|---|
| コスパ重視 | 韓国製 | 60単位 | ¥22,000 | 3回 | ¥66,000 |
| バランス型 | 韓国製 | 80単位 | ¥32,000 | 3回 | ¥96,000 |
| 安心重視 | アラガン製 | 80単位 | ¥60,000 | 2回 | ¥120,000 |
| しっかり型 | アラガン製 | 100単位 | ¥75,000 | 2回 | ¥150,000 |
韓国製で控えめに打つなら年間約¥66,000、アラガン製でしっかり打つなら年間約¥150,000。月額に換算するとそれぞれ約¥5,500と約¥12,500です。肩こりで整骨院やマッサージに毎月¥8,000〜¥15,000通っている方にとっては、ボトックスの方がコスパが良い場合もあります。
💡 「整体 vs ボトックス」コスト比較
整骨院に週1回通うと月約¥12,000〜¥20,000、年間¥144,000〜¥240,000。それが肩ボトックス年2〜3回で¥66,000〜¥150,000に収まる可能性があります。もちろん「コリの原因は姿勢にもある」ので、ボトックスだけに頼らずストレッチや姿勢改善も組み合わせるのがベストです。
多くの美容クリニックでは、肩ボトックスのコースプラン(回数券)を設定しています。1回ずつ通うよりもお得になるケースが多いですが、契約前に確認すべきポイントがあります。
| プラン | 割引率の目安 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 3回コース | 10〜15% OFF | 初めての方にお試ししやすい | 有効期限(1年以内が多い)を確認 |
| 6回コース | 15〜20% OFF | 年間コストを大幅に抑えられる | 途中解約・返金条件を確認 |
| 年間パス | 20〜25% OFF | 打ち放題で安心(一部院) | 製剤や単位数が固定されることも |
コース契約の最大の落とし穴は「途中で通わなくなるリスク」です。引っ越し、妊娠、体質の変化などで通えなくなった場合に、未消化分が返金されるかどうか必ず確認してください。クーリングオフ期間(契約書面受領後8日間)内であれば無条件解約できますが、それ以降は各院のルールに従います。
費用面も含めた肩ボトックスのデメリット・リスクも合わせてチェックしておきましょう。
「肩ボトックス¥9,800〜」— 破格の広告に飛びつく前に、安い理由を知っておくことが重要です。
¥9,800は片肩20単位の値段で、両肩の適切な単位数(60〜100単位)に換算すると¥40,000を超えるケースが後を絶ちません。「片肩/両肩」「最低単位/推奨単位」の表示を必ず確認してください。
使用する製剤名を公表していないクリニックは避けた方が無難です。FDA非承認・KFDA非承認の製剤が使われているリスクがあります。「うちはボトックス使ってます」と言いながら、実際には韓国製ジェネリックだったケースも報告されています。「ボトックス」はアラガン社の商標であり、韓国製ジェネリックは正確には「ボトックス」ではありません。
同じ「100単位」でも、生理食塩水で希釈する割合が高いと、ボツリヌストキシンの濃度が下がり効果が薄れます。適正な希釈率は製剤ごとに定められていますが、コストを下げるために過度に薄めるクリニックもあります。
低価格を実現するために回転率を上げると、カウンセリング時間が短くなりがちです。触診なしで「とりあえず50単位で」と一律に打たれると、効果不足や左右差の原因になります。
施術後に万が一トラブル(効果が出ない・腕が上がりにくい)が起きた場合の対応体制が整っていないことがあります。再診料が高額だったり、そもそも再診の仕組みがなかったりするケースも。
⚠ 結論:「総額」「製剤名」「単位数」の3点を必ず確認
安い=悪いとは限りませんが、安い理由が明確でないクリニックは要注意です。予約前に「両肩○単位で総額いくらですか?使用する製剤名を教えてください」と聞くだけで、地雷クリニックの大半はふるい落とせます。
美容目的の肩ボトックスは自由診療のため、健康保険は適用されません。全額自己負担です。
ただし、眼瞼痙攣・片側顔面痙攣・痙性斜頸などの疾患に対するボツリヌス療法は保険適用の対象です。「肩こりがひどいから保険で」というのは原則として認められません。保険診療を行う神経内科や整形外科で、医師が「治療の必要性あり」と判断した場合のみ保険が使える可能性があります。
医療費控除については、美容目的の施術は対象外です。ただし、慢性的な肩こりが日常生活に支障をきたす「疾患」として医師の診断書がある場合は、確定申告時に医療費控除の対象として認められるケースもゼロではありません。税務署の判断によるため、事前に税理士や最寄りの税務署に確認することをおすすめします。
支払い方法の選択肢や医療ローンについては支払いガイドにまとめています。
肩ボトックスの費用を少しでも抑えたい方に、実践的な節約テクニックをお伝えします。
多くのクリニックで「初回限定20〜30%OFF」「初回トライアル価格」を設定しています。まずは初回価格で相性を確認し、気に入ったら通常価格またはコース契約に移行するのが賢い流れです。
症例写真の提供や口コミ投稿を条件に、施術費が30〜50%OFFになるモニター制度を設けているクリニックがあります。顔出しが必要なモニターと、肩だけ(顔なし)でOKのモニターがあるので、抵抗が少ない方にはおすすめです。
前述の通り、韓国製はアラガン製の約半額で同等の効果が期待できます。「初回はアラガン製で効果を確認、2回目以降は韓国製でコストダウン」というパターンが現実的です。
3回・6回のコース契約で10〜20%OFFに。ただし解約条件は必ず確認してください。
SBC(湘南美容クリニック)のSBCポイント、TCB(東京中央美容外科)のLINEクーポンなど、大手チェーンは独自のポイント制度を持っています。高額な施術ほどポイント還元のメリットが大きくなります。クレジットカードの医療費ポイントと合わせれば、実質的にさらに数千円の節約になります。
「ボトックス」と一口に言っても、注射する部位によって料金は大きく異なります。肩ボトックスの費用感を、他の人気部位と比べてみましょう。
| 部位 | 標準的な単位数 | 料金相場(韓国製) | 料金相場(アラガン製) |
|---|---|---|---|
| 肩(僧帽筋) | 50〜100単位 | ¥15,000〜¥45,000 | ¥40,000〜¥80,000 |
| エラ(咬筋) | 40〜80単位 | ¥10,000〜¥35,000 | ¥30,000〜¥65,000 |
| 額(前頭筋) | 10〜20単位 | ¥5,000〜¥15,000 | ¥15,000〜¥35,000 |
| 口角 | 4〜8単位 | ¥3,000〜¥10,000 | ¥10,000〜¥25,000 |
| ガミースマイル | 4〜10単位 | ¥5,000〜¥15,000 | ¥12,000〜¥30,000 |
肩ボトックスは使用する単位数が多いため、ボトックス施術の中では比較的高額な部類に入ります。ただし、肩こり改善+美容効果(華奢見え・首長効果)の二重のメリットがあるため、費用対効果で考えると満足度が高い施術です。
エラボトックスの料金と効果はエラボトックスの料金相場で詳しく比較しています。各部位のボトックスについてはエラボトックス完全ガイド、額ボトックス完全ガイド、口角ボトックス完全ガイド、ガミースマイルボトックス完全ガイドもご覧ください。