顔脱毛の範囲はどこまで?
うなじ・もみあげ・生え際の扱いと料金区分

「顔脱毛」と一口に言っても、どこからどこまでを含むかはクリニックによって違います。うなじやもみあげ、額の生え際が「顔」に入るか「全身」に入るかで料金も変わります。本記事は範囲の定義と料金区分にしぼって、契約前に確認すべき点を整理します。

クリニック差顔の範囲は統一されていない
うなじ顔/全身で扱いが分かれる
生え際含む・含まないを要確認
顔脱毛の範囲(額・頬・鼻下・あご・うなじ・もみあげ)の定義を示した図版
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ClinicJapan編集部は、皮膚科専門医によるサイト方針監修のもと、PubMed収載論文・公開された医療文献・公式情報を整理して情報を作成・更新しています。本記事は、編集部が日本国内50社以上のクリニックの公開料金・公式情報を整理し、PubMed収載論文と日本皮膚科学会脱毛ガイドライン・厚生労働省資料を参照のうえ作成しています。編集方針について →

結論 — 「顔の範囲」は契約前に必ず確認

このページの位置づけ:顔で医療と美容どちらを選ぶか顔脱毛の医療と美容の違い、うなじを実際に施術する際の毛質・回数背中・うなじの医療脱毛で解説しています。本記事は「顔脱毛がどこからどこまでか」という範囲と料金区分だけを扱います。

顔脱毛のトラブルで意外に多いのが、「うなじが入っていると思ったら別料金だった」「額の生え際は対象外だった」という範囲の認識ズレです。「顔脱毛」に含まれる範囲は法律で決まっておらず、クリニックごとに定義が違います。契約前に範囲を1部位ずつ確認しておくことが、後悔を防ぐ最大のポイントです。

「顔脱毛」の範囲はクリニックで異なります。一般的には額・眉間・頬・鼻下・あご・フェイスライン(あご下)を基本とすることが多い一方、もみあげ・額の生え際・うなじ・首は「含む/別料金/全身扱い」と分かれます。とくにうなじは、顔セットに入るクリニック・全身セットに入るクリニック・単独料金のクリニックがあり、料金比較を狂わせやすい部分です。見積もりを比べるときは「総額」だけでなく「どの部位が含まれるか」を必ずそろえて確認してください。

出典:ClinicJapan編集部調べ(2026年6月 各クリニックの公開情報を整理)/参考:Gan SD & Graber EM 2013(PMID: 23332016)
iClinicJapanは厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って記事を作成しています。 詳細はこちら →

医療機器・適応外使用に関する重要な情報開示

本記事で解説する施術には、厚生労働省「医療広告ガイドライン(令和6年3月改訂)」に基づき、以下4項目の情報提供が必要です。

  1. 使用機器について:医療脱毛で使用される主要なレーザー機器の薬機法承認状況は機種により異なります。ジェントルレーズプロ(米国Syneron Candela社/2016年承認)、ジェントルマックスプロ(同/2018年承認)など主要機種は厚生労働省の薬機法承認を取得しています。一方、メディオスター・ソプラノアイス・ライトシェアデュエット・ベクタス・スプレンダーXなど、日本の薬機法承認を取得していない機種を使用するクリニックも存在し、その場合は医師の個人輸入により調達された機器が自由診療で使用されています。
  2. 適応外使用について:承認機種であっても、承認時の使用目的(長期減毛)から外れる用途や、承認外の出力設定での使用は適応外使用(オフラベル使用)に該当する場合があります。
  3. 諸外国における承認状況:主要機種は米国FDA、欧州CEマーク、韓国MFDS等で医療機器として認可されています。「永久減毛」の表現は米国FDAの基準(最終脱毛から3ヶ月後の段階で長期にわたり毛量が安定的に減少した状態)に基づくもので、完全な無毛状態を保証するものではありません。
  4. 救済制度:万一重篤な副作用(火傷・色素沈着・硬毛化・毛嚢炎等)が発生した場合、未承認機器の使用または医師の判断による施術については、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

施術を検討される方は、使用機器の承認状況・出力設定・補償体制について、事前に医師へ必ず確認してください。

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医療脱毛シリーズ 16/17

顔脱毛の範囲がクリニックで違う理由

顔は凹凸が多く、部位の境目があいまいです。「頬」と「もみあげ」、「あご」と「あご下(フェイスライン)」、「うなじ」と「首」など、どこで線を引くかはクリニックの方針次第。さらに、産毛部位は施術の手間が部位ごとに違うため、料金設計の都合でも範囲の区切り方が変わります。

同じ「顔脱毛セット」でも、A院は鼻下・あごまで、B院はうなじ・もみあげ込み、というように中身が違うことがあります。

料金が安く見えても範囲が狭ければ割高なことも。逆に高く見えてもうなじ込みなら妥当なこともあります。

一般的な「顔」の範囲

顔脱毛の範囲を部位ごとに示したマッピング図

多くのクリニックで「顔脱毛」の基本に含まれることが多い部位と、扱いが分かれやすい部位を整理しました(必ず各院で確認してください)。

部位一般的な扱い備考
額(おでこ)含むことが多い生え際の扱いは別途確認
眉間・眉まわり含む/要確認眉の形に関わるため要相談
含むことが多い
鼻下含むことが多い産毛が目立ちやすい人気部位
あご含むことが多い
フェイスライン(あご下)含む/全身と重複首との境目が曖昧
もみあげ含む/別途髪との境目のデザインが関わる
額の生え際含まないことも顔の印象を変えるため要相談
うなじ・首顔/全身/別料金最も扱いが分かれる

うなじ・首は顔?全身?

うなじが顔セット・全身セット・別料金のどこに含まれるかの比較図

範囲の認識ズレが最も起きやすいのが、うなじと首です。クリニックによって次のように分かれます。

うなじを実際に施術するときの毛質・回数・自己処理の難しさは背中・うなじの医療脱毛で詳しく解説しています。本記事はあくまで「どの契約区分に入るか」という料金の話です。全身側の範囲定義は全身脱毛の範囲・部位の定義も参照してください。

「顔脱毛にうなじが含まれる」と思い込んで全身を契約しなかった結果、うなじが対象外だった。これはよくある後悔です。髪をまとめたときに見える部位だからこそ、契約前に区分を確認しましょう。

生え際・もみあげの扱い

額の生え際ともみあげは、脱毛すると顔の印象が変わるデリケートな部位です。範囲の確認だけでなく、デザインの相談も欠かせません。

額の生え際:脱毛で「おでこを広く見せる」こともできますが、後から戻せないため慎重に。対象外にしているクリニックもあります。

もみあげ:形を整える施術になるため、希望の形を具体的に伝えることが大切。髪との境目をどうするかで仕上がりが変わります。

生え際・もみあげは「範囲に入るか」と「どう整えるか」の両方を確認しておくと、イメージ違いを防げます。

範囲確認のチェックリスト

顔脱毛の見積もりを取るとき、次の項目を1つずつ確認すると、クリニック間の比較が正確になります。

範囲をそろえて比べてはじめて、料金の高い・安いが正しく判断できます。「顔脱毛◯◯円」という数字だけで決めず、中身を必ず確認してください。

全身脱毛との範囲の重複・抜け漏れ

顔脱毛とあわせて検討されやすいのが全身脱毛です。ここで注意したいのが「顔は全身に含まれないことが多い」という点。全身脱毛プランの多くは顔とVIOを別オプションにしており、「全身を契約したのに顔は対象外だった」という認識ズレが起こりがちです。

プランうなじVIO
全身脱毛(顔・VIO除く)×△(全身側に含むことも)×
全身脱毛+顔要確認×
全身脱毛+顔+VIO要確認

うなじは全身側に含まれることもあり、顔と全身の「境目」にある部位です。顔と全身を別々に契約する場合は、うなじが二重に含まれて無駄にならないか、逆にどちらにも入らず抜け落ちないかを確認しましょう。全身側の範囲定義は全身脱毛の範囲・部位の定義で解説しています。

範囲をそろえた料金比較の例

「顔脱毛◯◯円」という数字だけで選ぶと損をすることがあります。範囲が違えば実質の価格は変わるからです。下は考え方の一例です(金額は概念的な比較イメージで、実際の料金ではありません)。

A院(一見安い)B院(一見高い)
基本範囲額・頬・鼻下・あご左記+もみあげ・うなじ
うなじ別途追加込み
実質カバー範囲狭い広い
範囲をそろえると追加で割高になることも割安に見えることも

比較のコツは「総額」ではなく「同じ範囲どうしの総額」を見ること。安く見えるプランがうなじ・もみあげ別料金で、結局B院より高くつく、というのはよくあるパターンです。

メンズの顔脱毛(ヒゲ)の範囲は別物

男性の顔脱毛は、女性の産毛中心の顔脱毛とは範囲の考え方がかなり異なります。中心になるのはヒゲ(鼻下・あご・あご下・頬・もみあげ)で、「どこまでをヒゲ脱毛に含むか」「鼻毛・眉は別か」といった区分が論点になります。

メンズの顔脱毛は「ヒゲ3部位(鼻下・あご・あご下)」を基本セットにすることが多く、頬・もみあげ・首は追加になりやすい。

ヒゲは太く密でホルモンの影響も受けるため、女性の顔脱毛より回数がかかる傾向があります(→ヒゲは何回)。

本記事は主に女性の顔脱毛の範囲を扱っていますが、男性の場合はヒゲの濃さ・希望のデザイン(完全になくす/薄くして整える)によって範囲の選び方が変わります。いずれにせよ「どの部位が含まれるか」を契約前に1部位ずつ確認する、という基本は男女共通です。

範囲の数え方でよくある誤解

顔脱毛の範囲は、言葉のイメージと実際の区分がずれやすく、誤解が生まれがちです。代表的な勘違いを知っておくと、見積もりを正しく読み取れます。

まず、よくあるのが「顔脱毛と書いてあれば顔全体が含まれる」という思い込みです。実際には、額の生え際・もみあげ・うなじ・首などは「顔」に含まれないことが多く、基本範囲は額・頬・鼻下・あご・フェイスラインにとどまるのが一般的です。「顔脱毛」という名前だけで全体をカバーすると考えると、対象外の部位が出てきます。

そして見落としがちなのが「フェイスライン=首」だという誤解です。フェイスライン(あご下のライン)は顔に含むクリニックと、首・全身側に含むクリニックがあり、境目の扱いが分かれます。あご下のもたつき毛が気になって契約したのに、その部分が首扱いで対象外だった、というのはありがちなズレです。

もう一つ、意外と多いのが「範囲が広いほど高い」という思い込みです。確かに範囲が広ければ料金は上がりますが、うなじやもみあげを最初から含むプランのほうが、後から別料金で追加するより結果的に安くつくこともあります。「安く見えるプラン=お得」とは限らず、含まれる範囲をそろえて総額を比べることが大切です。

こうした誤解を避ける最も確実な方法は、カウンセリングで気になる部位をひとつひとつ名前を挙げて「これは含まれますか?別料金ですか?」と確認することです。「だいたい顔全部ですよね?」というあいまいな聞き方では、認識がそろいません。とくにうなじ・もみあげ・額の生え際の3か所は、必ず個別に確認しておきましょう。

範囲を確認するときの具体的な進め方

顔脱毛の範囲は、ただ「どこまで含まれますか」と聞くだけでは、クリニックごとの区分の違いを正確に把握できません。誤解を避けるには、確認の仕方そのものを工夫することが大切です。ここでは具体的な進め方を紹介します。

まず、自分が脱毛したい部位を顔の図やイラストの上で指し示しながら確認するのが確実です。言葉だけだと「頬」と「もみあげ」、「あご下」と「首」の境目で認識がずれやすいためです。クリニックに範囲を示した図がある場合は、それを見ながら「この線はどちらに含まれますか」と境目を一つずつ確認しましょう。とくにフェイスラインと首の境目、もみあげと髪の境目は、仕上がりの印象に直結します。

次に、複数のクリニックを比較する場合は、必ず同じ範囲どうしで見積もりをそろえることを意識します。A院は基本範囲、B院はうなじ・もみあげ込み、という条件のまま総額だけ比べても、正しい比較になりません。「うなじ・もみあげを含めた場合いくらになるか」をそれぞれに聞き、同条件で並べてはじめて、どちらが割安かが見えてきます。

最後に、うなじや額の生え際のように後から戻せない部位は、範囲に含めるかどうかだけでなく、どこまで脱毛するか(デザイン)も相談しておきましょう。範囲の確認とデザインの確認はセットで行うと、契約後の「思っていたのと違う」を防げます。実際の施術での毛質や回数は背中・うなじの医療脱毛、医療と美容の選び方は顔脱毛の医療と美容の違いのガイドもあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 顔脱毛の範囲はどこまでですか?
クリニックによって異なります。一般的には額・眉間・頬・鼻下・あご・フェイスラインを基本に含むことが多く、もみあげ・額の生え際・うなじ・首は含む場合と別料金・全身扱いの場合に分かれます。
Q. うなじは顔脱毛に含まれますか?
クリニック次第です。顔セットに含む院、全身セットに含む院、単独の別料金にしている院があります。最も認識ズレが起きやすい部位なので、契約前に必ず区分を確認してください。
Q. 額の生え際も脱毛できますか?
できるクリニックもありますが、対象外にしている場合もあります。脱毛するとおでこの印象が変わり後から戻せないため、範囲に入るかとデザインの両方を相談するのがおすすめです。
Q. 顔脱毛とフェイスラインは別ですか?
フェイスライン(あご下)は顔に含む院と、首・全身側に含む院があります。首との境目の扱いが分かれやすいため、見積もり時に確認しましょう。
Q. 範囲が違うと料金比較はどうすればいいですか?
「顔脱毛◯◯円」という総額だけでなく、含まれる部位をそろえて比べることが大切です。うなじ・もみあげ・生え際の有無で実質の価格が変わります。
Q. 顔脱毛は何回くらい必要ですか?
顔は産毛中心で効きにくいため、ほかの部位より回数がかかる傾向があります。回数の考え方は部位別の回数目安、ツルツルを目指す場合は専用ガイドを参照してください。

医療脱毛をさらに詳しく知りたい方は、以下の関連ガイドもあわせてご覧ください。

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