顎ボトックスの料金・値段相場
単位別・部位別・全国30院 公開料金集計【2026年最新】

顎ボトックスの料金は単位数に応じた料金体系が一般的で、10〜30単位の幅で¥7,700〜¥66,000が相場です。

¥7,700〜初回最安
¥18,700相場中央値
30院公開料金集計
3〜6ヶ月効果持続
顎ボトックスの料金体系と単位別価格表
✓ 広告なし・独立編集
当編集部は、PubMed収載論文・厚生労働省資料・全国30院の公開料金などの公開情報をもとに、独立して調査・整理しています。なお、本サイトの記事は皮膚科専門医によるサイト全体の医療監修方針に基づいて編集されています。編集方針について →

顎ボトックス(オトガイ筋ボトックス)の料金は、注入する単位数に応じて決まるのが一般的で、10〜30単位の幅でだいたい¥7,700〜¥66,000が相場になります。10単位の初回限定価格は¥7,700〜¥16,500、20単位の通常価格は¥16,500〜¥33,000、30単位のフルドーズは¥33,000〜¥66,000あたりが中央値です。1回の注入で3〜6ヶ月ほど持続するので、年間にすると¥33,000〜¥132,000ほどになる方が多いようです。骨切り術(¥330,000〜¥1,650,000)に比べると初期費用は抑えやすい一方、長く続けると維持費がじわじわ積み重なる点もふまえて検討してみてください。

参考:全国30院の公開料金・PMDA資料・PubMed掲載論文(編集部集計)
iClinicJapanは厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って記事を作成しています。 詳細はこちら →

未承認医薬品・適応外使用に関する重要な情報開示

本記事で解説する施術には、厚生労働省「医療広告ガイドライン(令和6年3月改訂)」に基づき、以下4項目の情報提供が必要です。

  1. 未承認医薬品であること:日本の美容クリニックで使用される韓国製ボツリヌストキシン製剤(ナボタ®・ボツラックス®・コアトックス®・ニューロノックス®・リジェノックス®・イノトックス®等)は、日本の医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を取得していません。
  2. 入手経路:各クリニックが医師の個人輸入または並行輸入により調達し、自由診療で使用しています。
  3. 国内承認医薬品の有無:国内同一成分の承認品として、Allergan社「ボトックスビスタ®」(A型ボツリヌストキシン製剤)が存在します。ただしボトックスビスタ®の承認適応は「眉間の表情皺(2009年承認)」および「目尻の表情皺(2016年承認)」に限定されており、咬筋・口角・人中・顎・小鼻などの部位への使用はすべて適応外使用(オフラベル使用)となります。
  4. 諸外国における安全性情報:韓国製の製剤は韓国食品医薬品安全処(MFDS)の承認を取得しており、韓国・アジア圏で広く使用されています。ただし、日本国内での臨床試験・厳密な流通品質管理・国内副作用報告体制の対象ではないため、重大なリスクが十分明らかになっていない可能性があります。万一重篤な副作用が発生した場合、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる点に留意が必要です。

施術を検討される方は、使用製剤の承認状況・適応範囲・補償体制について、事前に医師へ必ず確認してください。

顎ボトックスの料金体系

顎ボトックスの料金は、単位数(unit)に応じて決まる料金体系が一般的です。1単位あたり¥770〜¥2,200が相場で、製剤の種類(韓国製・欧米製)と単位数によって価格が変わってきます。施術内容そのものについては、顎ボトックス完全ガイドに詳しくまとめています。

注入量は症例のオトガイ筋(あごの梅干しジワを作る筋肉)の発達度合いで決定されます。軽度の梅干しジワには10単位、中等度には20単位、強いオトガイ筋の発達がある場合は30単位以上が目安となります。

単位数初回限定価格通常価格適応症例
10単位¥7,700〜¥16,500¥11,000〜¥22,000軽度の梅干しジワ
20単位¥16,500〜¥27,500¥22,000〜¥38,500中等度のオトガイ筋発達
30単位¥27,500〜¥44,000¥33,000〜¥66,000強度のオトガイ筋肥大
40単位以上取り扱い少数¥55,000〜¥99,000稀。安全性検討要

集計でわかったこと:全国30院の公開料金を編集部で集計したところ、20単位の通常価格中央値は¥18,700。同単位数で最安と最高額の差は約3.5倍に達しており、製剤ブランドと院の方針による差が大きいことがわかりました。

製剤別の料金差|韓国製と欧米製

使用される製剤により料金差が大きく、韓国製ボツリヌス製剤(ナボタ®・ボツラックス®等)と欧米製(アラガン社ボトックスビスタ®)で約2〜3倍の差が見られます。

韓国製は厚労省未承認の自由診療用製剤として日本国内で広く使用されています。エラボトックス料金と同様、製剤選択は安全性・コスト・体感のバランスで判断するのがおすすめです。

製剤分類20単位 相場承認状況特徴
韓国製(ナボタ®等)¥16,500〜¥27,500日本未承認低価格・効果も同等
欧米製(ボトックスビスタ®)¥33,000〜¥55,000日本承認(眉間のみ)世界標準・データ豊富
韓国製(リジェノックス®等)¥11,000〜¥22,000日本未承認最安価格帯
顎ボトックスの注入部位とオトガイ筋の解剖図

初回限定価格 vs 通常価格

多くの美容クリニックでは新規患者向けに初回限定価格を設定しており、通常価格の50〜70%に相当する割引が一般的です。ただし「初回1回限定」「カウンセリング当日のみ」などの条件がついていることが多いので、長く続ける前提なら総額もイメージしておきたいところです。

初回限定の代表的な条件

注意:初回¥7,700の魅力で来院しても、カウンセリングで「20単位推奨」と提案され実際支払額が¥16,500〜になるケースもあります。事前に必要単位数を見積もり、初回価格が適用できるか確認しておきましょう。カウンセリング攻略ガイドで具体的な質問項目を確認できます。

追加費用と隠れコスト

表示価格のほかに発生する費用もあるので、総額をイメージするときは次の項目も含めて見ておきたいところです。顎ボトックスの効果を最大化するためには、ケア用品も含めた総コストで判断するのが現実的です。

追加費用項目相場必須/任意
カウンセリング料¥0〜¥3,300院による
麻酔クリーム¥1,100〜¥3,300任意
笑気麻酔¥3,300〜¥5,500任意
アフターケア用品¥2,200〜¥5,500任意
修正注入(保証外)¥5,500〜¥16,500必要時
遠隔診療オンライン処方¥1,100〜¥3,300任意

地域別の料金差

顎ボトックスの料金は地域により差があり、東京・大阪の大都市圏が最も価格競争が激しく、地方都市は比較的高めの価格帯になる傾向があります。エラボトックス大阪エラボトックス東京でも同様の傾向がみられます。

地域20単位 中央値院数競争度
東京(新宿・銀座・渋谷)¥18,700多数非常に高い
大阪(梅田・心斎橋)¥19,800多数高い
名古屋・福岡¥22,000中程度
地方都市¥27,500少数低い

骨切り術との費用比較

顎の梅干しジワの根本治療として骨切り術(オトガイ形成術)があり、永続的な効果が得られる代わりに費用が大幅に高額になります。美容整形料金まとめで他施術との比較も確認できます。

術式料金相場持続期間ダウンタイム
顎ボトックス¥16,500〜¥33,000/回3〜6ヶ月ほぼなし
ヒアルロン酸注入¥55,000〜¥165,0006〜12ヶ月1〜3日
糸リフト¥110,000〜¥440,0001〜2年3〜7日
オトガイ形成術¥330,000〜¥1,650,000永続2〜4週間

長期で見たときの費用イメージ:顎ボトックスを年2回(3〜6ヶ月持続のため)×5年続けた場合、総額は¥165,000〜¥330,000ほどになります。骨切り術は初期費用¥330,000〜¥1,650,000ですが、再施術不要のため5年を超えるあたりで逆転する計算です。ただしリスクやダウンタイムは大きく違うので、コストだけで比べないほうが安心です。

料金以外の選択基準

料金だけで選ぶと、結果に満足できないこともあります。クリニック選び方ガイドで総合的な選定基準を確認できます。価格と一緒に見ておきたいポイントは次のとおりです。

料金トラブル事例

料金まわりで実際によく聞くトラブルパターンは次のとおりです。エラボトックス失敗事例と同様、契約前にしっかり確認しておきたいところです。

CASE 01

初回限定価格の適用外

「初回¥7,700」の広告で来院したが、カウンセリングで「適応となる症例には20単位必要」と提案され¥22,000を請求された事例。初回価格は10単位限定であり、20単位以上は通常価格適用と説明されたが、広告には小さく記載のみ。

CASE 02

セット施術の強制提案

顎ボトックスを希望して来院したが、カウンセリング90分の間に「エラボトックス・ヒアルロン酸も併用すべき」と提案され、当日¥165,000のコース契約に至った事例。クーリングオフの対象外でした。

CASE 03

修正注入の追加費用

2週間後の左右差に対し再注入を依頼したが「保証期間外」とされ追加で¥11,000を請求された事例。保証期間は院によって7日〜30日とばらつきがあるので、契約時に確認しておきたいポイントです。

FAQ|よくある質問

顎ボトックスは保険適用される?

美容目的の顎ボトックスは保険適用外です。一方、重度の咬みしめ・歯ぎしりによる顎関節症の治療目的では一部医療機関で保険適用されるケースもありますが、適応条件は厳格です。

医療ローンは使える?

¥30,000以上の施術料金については医療ローンが利用可能な院が多くあります。ただし金利は年5〜15%と幅があり、3〜6ヶ月で効果が消失する施術にローン利用は経済的に推奨されません。

最安値で受けるなら?

初回限定価格を活用するのが最も低コストです。ただし「初回限定」を渡り歩く方式は同一クリニックでの注入医継続性が失われ、左右差や効果不足のリスクが上がる傾向があります。長期的には信頼できる院での継続注入が結果的に低コストとなる傾向があります。

単位数は誰が決める?

注入医がカウンセリング時に決定するのが原則ですが、患者の希望も反映されます。オトガイ筋の発達度合いを医師が触診で評価し、10〜30単位の範囲で提案するのが一般的です。「とりあえず20単位」と機械的に決まる場合は再検討が必要という声もあります。

他のクリニックで修正できる?

理論上は可能ですが、使用製剤・注入部位・単位数が前院から開示されていない場合、修正注入のリスクが上がるケースが多いです。修正カウンセリング料は¥3,300〜¥11,000が相場で、別院での修正は元院の保証適用外となります。

2026年の料金トレンドは?

韓国製ボツリヌストキシン製剤の供給安定化により、2024〜2025年に比べて低価格化が進んでいます。一方、円安進行による欧米製ボトックスビスタ®の価格上昇は継続しており、製剤別の格差は拡大傾向にあります。

関連ガイド

顎ボトックスの理解を深めるため、関連トピックの独立ガイドをご参照ください。

顎ボトックス完全ガイド 顎ボトックスの効果 エラボトックス料金 口角ボトックス料金 肩ボトックス料金 美容整形料金まとめ クリニック選び方 カウンセリング攻略 安全性ガイド 支払い方法ガイド

参考文献

  1. Carruthers JD, Carruthers JA. Treatment of glabellar frown lines with C. botulinum-A exotoxin. J Dermatol Surg Oncol. 1992;18(1):17-21. PMID: 1740562
  2. Wanitphakdeedecha R, Yan C, Apinuntham C, et al. Efficacy and Safety of a Novel Botulinum Toxin A for Masseter Reduction: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Optimal Dose-Finding Study. Dermatol Surg. 2021;47(1):e1-e6. PMID: 33347002
  3. Zhuang J, Jiang L, Zhou Y, et al. Botulinum Toxin Injection Technique for Reducing the Masseter Size and Enhancing the Jawline. Aesthet Surg J. 2024;44(8):NP567-NP573. PMID: 38494986
  4. 厚生労働省「医療広告ガイドライン」(令和6年3月改訂)→ 厚労省サイト
  5. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)医薬品情報→ PMDAサイト
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