全身脱毛 完全ガイド(女性)
範囲・回数・料金・期間のすべて

「全身脱毛って、結局どこまで含まれて、何回で、いくらかかるの?」。はじめての全身脱毛で迷うポイントを、範囲・回数・料金・期間の4軸で整理しました。範囲の定義からクリニック選びの落とし穴まで、一つのページで全体像がつかめます。

5〜8回自己処理が楽になる目安
8〜10回+ツルツルの目安
約1〜2年完了までの期間
女性の全身脱毛の範囲・回数・料金・期間の全体像を示した図版
広告なし・独立編集
ClinicJapan編集部は、皮膚科専門医によるサイト方針監修のもと、PubMed収載論文・公開された医療文献・公式情報を整理して情報を作成・更新しています。本記事は、編集部が日本国内50社以上のクリニックの公開料金・公式情報を整理し、PubMed収載論文と日本皮膚科学会脱毛ガイドライン・厚生労働省資料を参照のうえ作成しています。編集方針について →

結論 — 全身脱毛は「範囲・回数・料金・期間」で考える

このページの位置づけ:女性の全身脱毛の出発点となる総合ページです。関連ガイド:総合ガイド / 何回で完了 / 全身は何回 / 間隔・期間 / 料金相場 / 医療と美容の違い

「全身脱毛をはじめたいけれど、どこから考えればいいかわからない」。そんな声をよく聞きます。全身脱毛は範囲が広く、料金も回数もプランによって大きく変わるため、断片的な情報だけでは全体像がつかみにくいテーマです。そこで本記事では、全身脱毛を「範囲」「回数」「料金」「期間」の4つの軸に分けて、一つずつ順番に整理していきます。

最初に全体像をお伝えすると、女性の全身脱毛は、自己処理がぐっと楽になるレベルなら5〜8回前後、ほぼツルツルを目指すなら8〜10回以上が一般的な目安です。毛周期に合わせて2〜3ヶ月に1回のペースで通うため、完了までは約1〜2年。料金はプランの範囲(顔・VIOを含むか)で大きく変わります。これらの数値はあくまで目安であり、最終的な見込みは毛量・毛質を見た医師の判断が最も信頼できます。

女性の全身脱毛は、目指す仕上がりとプランの範囲で変わります。自己処理が楽になるレベルなら5〜8回前後、ほぼツルツル(自己処理不要に近い)なら8〜10回以上が一般的な目安です。臨床研究でも、自己処理が不要なレベルへの到達率は5回で約25%、6回で約56%と報告されており、回数には個人差があります。毛周期に合わせ2〜3ヶ月に1回のペースで通うため、完了までは約1〜2年。料金は「顔・VIOを含む全身」か「顔・VIOを除く全身」かで総額が大きく変わるため、シェービング代・追加照射費まで含めた実質総額で比較するのが鉄則です。範囲・回数・総額の見込みは個人差が大きいので、無料カウンセリングで確認しておくのがおすすめです。

出典:ClinicJapan編集部調べ(2026年5月)/参考:Mittal R, et al. 2008(PMID: 20300348)・Haedersdal M, et al. 2006(PMID: 16405602)・日本皮膚科学会脱毛ガイドライン
iClinicJapanは厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って記事を作成しています。 詳細はこちら →

医療機器・適応外使用に関する重要な情報開示

本記事で解説する施術には、厚生労働省「医療広告ガイドライン(令和6年3月改訂)」に基づき、以下4項目の情報提供が必要です。

  1. 使用機器について:医療脱毛で使用される主要なレーザー機器の薬機法承認状況は機種により異なります。ジェントルレーズプロ(米国Syneron Candela社/2016年承認)、ジェントルマックスプロ(同/2018年承認)など主要機種は厚生労働省の薬機法承認を取得しています。一方、メディオスター・ソプラノアイス・ライトシェアデュエット・ベクタス・スプレンダーXなど、日本の薬機法承認を取得していない機種を使用するクリニックも存在し、その場合は医師の個人輸入により調達された機器が自由診療で使用されています。
  2. 適応外使用について:承認機種であっても、承認時の使用目的(長期減毛)から外れる用途や、承認外の出力設定での使用は適応外使用(オフラベル使用)に該当する場合があります。
  3. 諸外国における承認状況:主要機種は米国FDA、欧州CEマーク、韓国MFDS等で医療機器として認可されています。「永久減毛」の表現は米国FDAの基準(最終脱毛から3ヶ月後の段階で長期にわたり毛量が安定的に減少した状態)に基づくもので、完全な無毛状態を保証するものではありません。
  4. 救済制度:万一重篤な副作用(火傷・色素沈着・硬毛化・毛嚢炎等)が発生した場合、未承認機器の使用または医師の判断による施術については、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

施術を検討される方は、使用機器の承認状況・出力設定・補償体制について、事前に医師へ必ず確認してください。

目次(このページの内容)タップして閉じる
医療脱毛シリーズ 14/19

全身脱毛とは — 範囲の定義とプランの違い

まず押さえておきたいのが、「全身脱毛」という言葉が指す範囲はクリニックによって違うという点です。一般に全身脱毛は「顔・VIOを含む全身」「顔・VIOを除く全身」「顔のみ含む」「VIOのみ含む」などのプランに分かれ、どこまで照射するかで料金も回数も変わります。契約前に範囲の定義を必ず確認しましょう。

プラン含まれる主な範囲向いている人
全身(顔・VIO込み)腕・脚・体幹・背中・うなじ+顔+VIOまとめて完結させたい
全身(顔・VIO別)腕・脚・体幹・背中・うなじ顔やVIOは様子を見たい
全身+VIO上記+デリケートゾーンVIOを優先したい
全身+顔上記+頬・鼻下・あご等産毛・くすみ対策も

「全身」と書いてあっても、うなじ・手足の指・へそ周りなどが範囲外のことがあります。とくにVIO脱毛顔脱毛は別料金になりやすい部位です。範囲表を取り寄せ、自分が気になる部位が含まれているかを一つずつチェックするのが、後悔しない第一歩です。

女性の全身脱毛プラン別の範囲(顔・VIO込み/別)を人体図で示した比較図
全身脱毛プラン別の範囲イメージ(顔・VIOの扱いで総額が変わる)(CLINIC JAPAN作成)

何回で完了する? ゴール別の回数目安

全身脱毛の回数は、部位ごとに毛質が違うため「全身で一律何回」とは言い切れません。ただし全体の目安としては、自己処理が楽になるレベルで5〜8回、ほぼツルツルを目指すなら8〜10回以上が一般的です。詳しい部位別の回数は全身は何回かのページで解説していますが、ここでは要点を整理します。

レーザー脱毛のエビデンスをまとめたレビューでは、レーザーによる減毛効果は複数回の照射を重ねることで得られると報告されています(Haedersdal M, et al. 2006(PMID: 16405602))。また、長期パルスNd:YAGレーザーで6回照射した研究では、毛のタイプにより効果に差が出ることが示されています(Mittal R, et al. 2008(PMID: 20300348))。全身は毛が太い部位と産毛中心の部位が混在するため、部位ごとに完了時期がずれるのが特徴です。

太く濃い部位(ワキ・脚・腕):レーザーが反応しやすく、比較的少ない回数で実感しやすい。

毛が濃く繊細な部位(VIO):反応はするが、無毛を目指すと回数が増える(VIOは何回)。

産毛中心の部位(顔・背中・うなじ):メラニンが少なく効きにくいため、回数がかかる傾向。

なぜ複数回必要なのかは毛周期とメカニズムで詳しく解説していますが、簡単に言えば、レーザーが効くのは成長期の毛だけだからです。今見えている毛は全体の一部にすぎず、休止期の毛が成長期に入るのを待って繰り返し照射する必要があります。

部位別の必要回数の違いとゴール別の到達イメージを示したグラフ
部位別の必要回数の違い(太い毛は少回数・産毛は多め)(CLINIC JAPAN作成)

料金の考え方 — 総額で比較する

全身脱毛の料金は「1回あたりの単価 × 回数」が基本ですが、多くのクリニックは5回・8回などの回数コースを用意し、まとめるほど1回あたりが割安になる傾向があります。注意したいのは、表示価格だけで比較しないことです。シェービング代・麻酔代・追加照射の単価まで含めた実質総額で見るのが鉄則です。

  • 範囲を確認:顔・VIOが含まれるかで総額が大きく変わる
  • コース回数とゴールを合わせる:足りない・余りすぎを避ける
  • 追加照射の単価を確認:コース後に続ける可能性を見込む
  • シェービング・麻酔代を確認:都度かかると総額が膨らむ
  • 料金相場の詳細は料金・相場のページ、費用を抑える工夫は安く受ける方法で解説しています。なお、医療脱毛(クリニック)とサロンの美容脱毛では仕組みも料金体系も異なります。違いは医療と美容の違いを参照してください。

    期間とスケジュール — 完了まで約1〜2年

    全身脱毛は1回で終わるものではなく、毛周期に合わせて間隔をあけて通います。一般的なペースは2〜3ヶ月に1回。そのため5回なら約1年、8〜10回なら1.5〜2年程度が完了までの目安です。詳しいペース配分は通う間隔と期間のページで解説しています。

    「早く終わらせたいから間隔を詰めたい」と考える方もいますが、毛周期を無視して短い間隔で照射しても効率は上がりません。むしろ成長期の毛が揃うのを待つほうが、結果的に少ない回数で済むこともあります。スケジュールは生活に合わせて無理なく組むのがコツです。日焼けする季節を避けたい部位もあるため、日焼けと脱毛の注意点も合わせて確認しておくと安心です。

    部位別の注意点 — 顔・VIO・うなじ

    全身脱毛で特に相談が多いのが、顔・VIO・うなじの3部位です。

    顔(産毛・くすみ対策)

    顔は産毛が中心でメラニンが少ないため、効きにくく回数がかかる傾向があります。一方で、産毛が減ることで肌のトーンが明るく見える・化粧ノリが良くなると感じる方もいます。ほくろやシミの位置によっては照射を避ける配慮が必要なため、医師の診察が重要です。

    VIO(デリケートゾーン)

    VIOは毛が濃く繊細な部位で、無毛(ハイジニーナ)を目指すと回数が増えます。痛みを感じやすい部位でもあるため、麻酔の選択肢を確認しておくとよいでしょう(麻酔の種類と費用痛みと対策)。一度無毛にすると元に戻すのは難しいため、デザインは慎重に決めましょう。

    うなじ・背中

    自分では見えにくく、産毛が多いため効きにくい部位です。範囲外になっているプランもあるため、含まれているかを必ず確認しましょう。

    後悔しない全身脱毛の選び方

    全身脱毛は契約期間が長く、総額も大きいため、選び方を誤ると後悔につながります。実際に「やめた」「後悔した」という声の多くは、範囲・回数・総額の認識ズレが原因です(後悔する理由)。レーザー脱毛は安全性の高い施術ですが、リスクがゼロではありません。火傷・色素沈着・硬毛化などの副作用は頻度こそ低いものの起こりうるため、説明をしっかり受けましょう(失敗・トラブル事例)。

    「全身○回でツルツル保証」という表現には注意:効果や必要回数には個人差があり、回数や仕上がりを保証する表現は実態と合わない場合があります。レーザー脱毛は機器ごとに適応する毛のタイプが異なり(Ibrahimi OA, et al. 2011(PMID: 21276162))、肌質・毛質に合った機器を選べるかも結果を左右します。

    クリニック選びでは、範囲の定義・追加照射の条件・使用機器・補償体制を比較するのがポイントです。複数機種を肌や毛に合わせて使い分けられるクリニックほど、効率よく回数を進められる傾向があります(機械の比較クリニックの選び方)。効果の出方や持続については効果・持続期間のページも参考にしてください。

    最後に、全身脱毛は「範囲・回数・料金・期間」をセットで考えることが、後悔を防ぐ最大のコツだと改めて強調しておきます。範囲が違えば総額も回数も変わり、ゴール設定が曖昧なままだと「思ったより回数が足りなかった」「余らせてしまった」というズレが生まれます。本記事の数値は多くの人に当てはまる一般的なレンジですが、ご自身のケースでの正確な見込みは、毛の状態を見た医師に確かめるのが確実です。最初のカウンセリングで「自分の毛質だと全身で何回くらいが目安か」「範囲はどこまで含まれるか」「追加照射の条件は」の3点を聞いておくだけで、不安はかなり小さくなります。

    よくある質問

    Q. 全身脱毛は何回で完了しますか?
    目指す仕上がりで変わります。自己処理が楽になるレベルなら5〜8回前後、ほぼツルツルを目指すなら8〜10回以上が一般的な目安です。全身は毛質の違う部位が混在するため、部位ごとに完了時期がずれます。臨床研究では自己処理不要レベルへの到達率は5回で約25%、6回で約56%と報告されており、個人差があります。
    Q. 全身脱毛の「全身」にはどこまで含まれますか?
    クリニックにより範囲が異なります。顔・VIO・うなじ・手足の指などは範囲外や別料金のことがあるため、契約前に範囲表で確認してください。気になる部位が含まれているかを一つずつチェックするのが大切です。
    Q. 完了までどのくらいの期間がかかりますか?
    毛周期に合わせて2〜3ヶ月に1回のペースが基本のため、5回なら約1年、8〜10回なら1.5〜2年程度が目安です。間隔を詰めても効率は上がりにくいため、無理のないスケジュールで通うのがおすすめです。
    Q. 顔やVIOも一緒にやったほうがいいですか?
    目的次第です。顔は産毛・くすみ対策、VIOは自己処理の負担軽減や衛生面で選ばれます。ただし顔は効きにくく回数がかかり、VIOは無毛にすると元に戻しにくい点に注意が必要です。優先度に応じてプランを選びましょう。
    Q. 全身脱毛で後悔しないためのポイントは?
    範囲・回数・総額の3点を最初に確認することです。シェービング代・麻酔代・追加照射費まで含めた実質総額で比較し、ゴールに合った回数コースを選ぶと、認識のズレによる後悔を防げます。

    参考文献・出典

    学術文献(PubMed 収載論文)

    1. Mittal R, Sriram S, Sandhu K. “Evaluation of Long-pulsed 1064 nm Nd:YAG Laser-assisted Hair Removal vs Multiple Treatment Sessions and Different Hair Types in Indian Patients.” J Cutan Aesthet Surg. 2008. PMID: 20300348
    2. Haedersdal M, Wulf HC. “Evidence-based review of hair removal using lasers and light sources.” J Eur Acad Dermatol Venereol. 2006. PMID: 16405602
    3. Ibrahimi OA, Avram MM, Hanke CW, Kilmer SL, Anderson RR. “Laser hair removal.” Dermatol Ther. 2011. PMID: 21276162

    公的資料・ガイドライン

    学術文献はすべて PubMed(米国国立医学図書館 NLM 運営の学術論文データベース)収載論文を出典としています。本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療の代わりとなるものではありません。

    メンズ全身ガイド全身は何回?VIOは何回?間隔・期間効果実感までの経過毛周期とメカニズム料金・相場医療と美容の違い後悔する理由失敗・トラブルクリニックの選び方医療脱毛完全ガイド
    この記事をシェア
    XでシェアLINEでシェア
    医療脱毛 ガイド (14 / 19)

    ほかのガイドも見てみる

    クリニックジャパンは医療脱毛を含む14カテゴリ・200以上のガイドを公開しています。料金相場・回数の目安・失敗例まで横断的に比較できます。