団子鼻完全ガイド
原因の3タイプ別自己診断・治す方法・整形・料金・失敗回避を解説

団子鼻(だんごばな)は、鼻先が丸く膨らんで見える状態の総称で、原因は1つではありません。(1) 鼻翼軟骨が大きく広がっているタイプ、(2) 皮膚が厚いタイプ、(3) 皮下脂肪が多いタイプ。この3タイプで効く方法も変化幅もまったく違ってきます。「マッサージで治る」と書かれた記事もありますが、解剖学的な団子鼻はマッサージでは変わりません。本記事では、3タイプの自己診断・タイプ別の適切な選択肢(メイク・ヒアル・糸法・鼻尖形成・SEG)・料金・失敗回避まで、医学論文5編をもとに整理します。

団子鼻 — 鼻先の丸みの3つの原因タイプと改善方法
広告なし・独立編集
ClinicJapan編集部は、皮膚科専門医によるサイト方針監修のもと、PubMed収載論文・公開された医療文献・厚生労働省「医療広告ガイドライン」をもとに記事を作成・更新しています。本記事は団子鼻の悩み起点で書かれた自己診断ガイドです。手術術式の比較は鼻尖形成 完全ガイド、短い鼻に特化した詳細は鼻中隔延長、鼻整形全体は鼻整形 完全ガイドでまとめています。編集方針について →

「自分の鼻、団子鼻かも」。マスクを外した自分の写真を見て、鼻先がぽってり丸く見えると、口元のメイクや小物でカバーしようとしても限界がある、と感じる方が増えています。団子鼻という言葉は俗称で、医学的には鼻尖の不明瞭化(bulbous tip)または鼻先のプロジェクション不足として分類されます。アジア人は鼻翼軟骨が小さく皮膚と皮下組織が厚い解剖学的特徴があり、欧米人より団子鼻になりやすい傾向にあります[1]。重要なのは、団子鼻の原因が「軟骨」「皮膚」「脂肪」のどれかで、選ぶべき方法が全く違うことです。この記事では、家でできる自己診断から、タイプ別にふさわしい選択肢まで、医学論文をもとに順番に見ていきます。

団子鼻には3つの原因タイプがあります:(1) 軟骨タイプ(左右の鼻翼軟骨が広がっている)、(2) 皮膚タイプ(皮膚・皮下組織が厚い)、(3) 脂肪タイプ(皮下脂肪が多い)。鼻先をつまんで細くなれば軟骨タイプ、つまんでも丸みが残れば皮膚または脂肪タイプです。軟骨タイプ鼻尖縮小(縫合法)で20〜40万円、皮膚タイプ軟骨移植+皮下脂肪除去で40〜70万円、脂肪タイプは皮下脂肪除去+縫合法で25〜45万円が相場です。Jangらの2011年の韓国人99例の研究では、多層軟骨移植法で鼻先プロジェクションが術前0.52→術後0.57へ10%増加したと報告されています[2]。マッサージや矯正器具では解剖学的な団子鼻は変わらないため、見た目を変えたいなら手術またはヒアルを選ぶケースが多いです。

※効果・ダウンタイム・料金には個人差・施設差があります。施術前に必ず医師の診察を受けてください。
iClinicJapanは厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って記事を作成しています。 詳細はこちら →

団子鼻治療に関する重要な情報開示

本記事で解説する施術には、厚生労働省「医療広告ガイドライン(令和6年3月改訂)」に基づき、以下の情報提供が必要です。

  1. 自由診療:団子鼻の治療(鼻尖形成・軟骨移植・SEG・ヒアル等)は、すべて保険適用外の自由診療です。
  2. 外科的処置・使用材料:手術は切開を伴う観血的処置です。使用される医療用縫合糸・自家軟骨は、医師の個人輸入により調達される国内未承認品が含まれる場合があります。
  3. 適応外使用:使用される医療用材料の本来の薬機法承認用途とは異なる、美容目的での使用は適応外使用に該当する場合があります。
  4. 諸外国における安全性情報・救済制度:団子鼻治療は国際的に確立された美容外科手技ですが、術後合併症(瘢痕化・左右差・知覚異常・軟骨吸収・修正手術の必要性等)が一定割合で発生します[3]。万一重篤な副作用が発生した場合、未承認材料の使用または医師の判断による施術については、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる点にご留意ください。

施術を検討される方は、術式の詳細・修正保証の範囲について、事前に医師へ必ずご確認ください。

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鼻整形シリーズ 14/23

団子鼻の自己診断|3タイプを切り分ける

このページの位置づけ:「団子鼻」は鼻先が横に丸く広がっている悩みです。鼻先が下に向いている悩みは別物で、生まれつきなら魔女鼻、加齢変化なら垂れ鼻に該当します。また、鼻の穴が正面から見える場合は、団子鼻ではなく鼻孔ショーの問題で、鼻柱が長いか鼻翼が引き上がっている可能性があります。横顔でハンプ(鷲鼻)低い鼻根が併発する場合は、同時手術で全体バランスを取るのが一般的です。

「団子鼻を治したい」と考えるなら、最初にすべきは原因タイプの切り分けです。同じ「鼻先が丸い」でも、3つの原因タイプによって効く方法が全く違うため、ここを間違えると効果のない施術を選んでしまいます。鼻整形の全体像もあわせて参照してください。

タイプ原因主な特徴適した方法
軟骨タイプ左右の鼻翼軟骨が広い鼻先が左右に広がっている鼻尖縮小(縫合法)
皮膚タイプ皮膚・皮下組織が厚いつまんでも丸みが残る軟骨移植+皮下脂肪除去
脂肪タイプ皮下脂肪が多い鼻先全体がぽってり皮下脂肪除去+縫合法
複合タイプ2つ以上の組み合わせ複合手術
団子鼻の3タイプ — 軟骨・皮膚・脂肪の解剖学的違い

「鼻先つまみテスト」で軟骨タイプかを判定

家でできる最も簡単な判定法が、鼻先つまみテストです。鼻先を親指と人差し指で軽くつまんで、鏡で確認してみてください。

「皮膚 vs 脂肪」を切り分ける2つの追加チェック

つまんでも丸みが残った場合、皮膚タイプか脂肪タイプかをさらに切り分けます。

なぜアジア人は団子鼻になりやすいか

アジア人の鼻は、欧米人と比べて(1) 鼻翼軟骨が小さい、(2) 軟骨の支持力が弱い、(3) 皮膚と皮下組織が厚い、(4) 皮下脂肪が多いという解剖学的特徴があります[1]。これらが重なって、欧米人より「丸い鼻先=団子鼻」になりやすい傾向にあります。さらに、鼻先のプロジェクション(前方への突出)も小さいため、相対的に丸さが強調されて見える効果もあります。Jangらの2011年の韓国人99例の研究では、多層軟骨移植法で鼻先プロジェクションが術前0.52→術後0.57へ10%増加し、鼻唇角も92.98°→95.34°へ改善したと報告されています[2]

「マッサージで団子鼻が治る」は誤解:「鼻先マッサージで団子鼻を治す」という情報がネットに多くありますが、解剖学的な団子鼻は鼻翼軟骨の形・皮膚の厚み・脂肪量で決まるため、マッサージでは変わりません。軟骨は柔軟性に限界があり、皮膚・脂肪は揉んでも形が永続的に変わりません。むしろ強いマッサージは皮膚の色素沈着や血管損傷のリスクがあるため、おすすめできません。これまで何度かやってしまった、という方も過度に心配する必要はありませんが、これからは控えるほうが安心です。一時的に鼻先がスッキリ見える方もいますが、それは血流変化による浮腫の減少で、数時間で元に戻ります。

遺伝・加齢で変わるか

団子鼻は遺伝的要因が大きいですが、加齢でも変化します。加齢で(1) 鼻翼軟骨の支持力が落ちて鼻先が下がる、(2) 皮下脂肪が萎縮して鼻先の輪郭が変わる、(3) 皮膚のハリが減って毛穴が開くなどの変化が起こり、若い頃は気にならなかった鼻先が30代以降で気になり始めるケースもあります。「若い頃から団子鼻」と「最近気になり始めた」では原因が異なる可能性があり、診察で30代に多いパターンとしてどちらに該当するかを確認してもらうと良いでしょう。

手術せずに改善する方法|実情と限界

「手術せずに団子鼻を治したい」というニーズは強くありますが、解剖学的な団子鼻に対して非手術的な方法でできることにははっきりした限界があります。「全くダメ」というわけではなく、軽度の悩み・写真映りの改善・お試しの範囲では一定の効果が期待できます。

方法効果持続料金
メイク(ノーズシャドウ)視覚的に細く見せる当日のみ
鼻先ヒアル(鼻根まで)鼻全体の高さUPで相対的に丸さを和らげる6か月〜1年5〜15万円
糸法(鼻先スレッドリフト)軽度の引き上げ6か月〜1年10〜25万円
マッサージ・矯正器具解剖学的変化なし

「ノーズシャドウ」のメイクテクニック

団子鼻を視覚的に細く見せるメイクテクニックは、ダウンタイム0で誰でも今日から実行できる方法です。基本は(1) 鼻筋にハイライト、(2) 鼻先の両サイドに薄くシャドウ、(3) 眉頭の下に鼻根のシャドウの3点。これで写真映りの鼻の印象は大きく変わります。ただし対面のリアルでは限界があるため、結婚式や同窓会などイベント前の「保険」として使うのが上手な活用法です。

「ヒアルで鼻全体を高くする」副次的な効果

一見「団子鼻と関係ない」と思われがちですが、鼻根〜鼻筋全体をヒアルで高くすることで、相対的に鼻先の丸さが目立たなくなる副次的な効果があります。同じ鼻先でも、鼻全体の高さがある方が、鼻先の丸みが視覚的に目立ちにくくなります。「鼻全体の高さUPで30%、鼻先の手術で70%」と分けて考え、まずヒアルで鼻全体の高さを確認してから、鼻先の手術を検討するステップを取る方が多いです。

手術での改善|タイプ別の最適解

本格的な団子鼻の改善は、解剖学的アプローチの手術です。鼻尖形成 完全ガイドで術式全般を整理していますが、ここではタイプ別に最適解をまとめます[3]

タイプ第一選択追加検討料金
軟骨タイプ(軽度)縫合法のみ20〜40万円
軟骨タイプ(中等度)縫合法+cap graft30〜50万円
皮膚タイプ軟骨移植(cap/shield)+皮下脂肪除去40〜70万円
脂肪タイプ皮下脂肪除去+縫合法cap graft追加25〜45万円
複合タイプ移植+縫合+皮下脂肪除去50〜80万円
団子鼻+短い鼻SEG+鼻尖形成60〜120万円
団子鼻+低い鼻筋鼻尖形成+隆鼻術50〜100万円
団子鼻の手術アプローチ — タイプ別の術式選択

軟骨タイプ:縫合法だけで完結する症例

3タイプの中でもっとも軽い侵襲で改善できるのが軟骨タイプです。鼻孔内または鼻柱(open法)からの切開で、左右の鼻翼軟骨を縫合糸で寄せて鼻先を細くします。Kimの2015年の報告では、flag techniqueをはじめとする縫合法・septal cartilageを使った新しい鼻尖形成術が、軽度〜中等度の鼻翼軟骨の広がりに有効と整理されています[4]。ダウンタイムも他のタイプより短く、料金も抑えやすいのが特徴です。

皮膚タイプ:「軟骨を寄せても変わらない」実情

皮膚タイプは、軟骨を寄せても皮膚の厚みが残るため、縫合法だけでは「思ったより変化が出ない」結果になります。Jangらの2011年の韓国人99例の研究では、皮膚が厚い症例に対する多層軟骨移植法(cap graft+shield graft)の有効性が示されています[2]。皮下脂肪の除去を併せて行うことで、皮膚の厚みを補償する形で鼻先の輪郭を出します。

脂肪タイプ:意外と効果が出やすい

脂肪タイプは、皮下脂肪を除去することで比較的シャープな変化が出やすいのが特徴です。皮下脂肪は鼻先の輪郭をぼかす要因なので、これを除去するだけで鼻先の形が明確になります。縫合法と組み合わせると、より大きな変化が期待できます。ただし、脂肪を取りすぎると鼻先の皮膚が薄くなり、軟骨移植したときに移植材が透けて見えるリスクが上がるため、適切な除去量の判断が重要です。

ダウンタイム|タイプ別の経過

術式腫れピーク外出可能最終仕上がり
糸法(鼻先スレッドリフト)当日〜3日翌日〜3日1〜2週間
鼻先ヒアル当日〜2日当日〜翌日1週間
縫合法のみ1〜3日抜糸後5〜7日3〜6か月
縫合法+皮下脂肪除去3〜5日抜糸後7日3〜6か月
軟骨移植(cap/shield)3〜7日抜糸後7日3〜6か月
SEG+鼻尖形成1週間〜抜糸後7日6〜12か月

30代の実際のスケジュール例

「結婚式の前撮りに間に合わせたい」「来月の同窓会まで2か月」など、目標日から逆算してスケジュールを組むのが一般的です。経過の目安は次のとおりです。

どのくらい変わるか|タイプ別の効果幅

団子鼻の手術効果は、タイプによって変化幅が異なります。同研究では、多層軟骨移植法による鼻先プロジェクションが術前0.52±0.06から術後0.57±0.05へ約10%増加(P<.05)、鼻唇角は92.98°±9.95°から95.34°±8.20°へ約2.4°改善(P<.05)したと報告されています[2]。視覚的には、正面で鼻先の丸みが目立ちにくくなり、横顔では鼻先がやや上向きになる変化が出ます。

術式効果の出方印象の変化
糸法軽度鼻先がやや細く
縫合法のみ軽度〜中等度正面で鼻先がやや細く
縫合法+脂肪除去中等度正面の丸みが明確に減る
軟骨移植(cap/shield)中等度〜高度鼻先が高くシャープに
SEG+鼻尖形成高度鼻先が高く前に・上に

「やりすぎ」のリスク

軟骨移植やSEGを使うと効果は大きいですが、シャープすぎる人工的な印象になるリスクがあります。同じくJangらの韓国人99例の研究では、全体の合併症発生率は12.1%で、8例(8.1%)が修正手術を必要としたと報告されています[2]。経験豊富な医師は、患者の元の鼻先の角度・皮膚の厚みを計測したうえで、移植軟骨のサイズ・形を細かく調整します。クリニック選びでは、シミュレーション画像を見せながら細かく希望をすり合わせてくれる医師を選ぶと、過剰突出のリスクを減らせます。

リスク・失敗・修正

頻度症状持続対応
非常に高い腫れ・内出血1〜3週間冷却・経過観察
高頻度鼻先の硬さ3〜6か月マッサージ・自然軟化
高頻度鼻先の知覚低下3〜6か月自然回復
中頻度傷跡の赤み(open法)3〜6か月テーピング・UVケア
低頻度(5%程度)感染1〜2週間抗生剤・移植軟骨除去
低頻度左右差持続修正手術
低頻度移植軟骨の吸収・変形持続修正手術
低頻度(2%程度)過剰突出(overprojection)持続修正手術

「縫合法だけで満足できない」皮膚タイプの落とし穴

団子鼻の手術で特に多い「後悔」のパターンが、皮膚タイプの方が縫合法だけを受けて「変化が分からない」と感じるケースです。皮膚タイプは縫合法だけでは効果が限定的で、軟骨移植や皮下脂肪除去との併用が必要なのに、初回カウンセリングで皮膚厚の評価が不十分だと、効果の薄い縫合法だけを選んでしまうことがあります。事前に「私の鼻先は皮膚タイプか、軟骨タイプか」を医師に明確に質問することが、このパターンの後悔を避ける大きなポイントです。

「修正手術は初回より1.5〜2倍難しい」実態:団子鼻の手術で初回の結果に満足できなかった場合、修正手術は可能ですが、初回より難易度が大きく上がります。理由は、(1) 一度移植した軟骨を取り出すと再採取が必要、(2) 瘢痕組織で皮膚の動きが制限される、(3) 解剖が初回と変わっている、の3点です。料金は初回の1.5〜2倍、医師の修正経験も重要になります。初回の医師選びが、その後のコスト・満足度を最大に左右するのが、団子鼻の手術で最終的な満足度を大きく左右する要素です。安全性ガイドでは医師選びの軸をまとめています。

料金相場

料金表示について:以下の料金は税込の相場目安です。実際の料金はクリニック・タイプ・術式によって異なり、麻酔代・術後検診料・抜糸代が別途発生する場合があります。

方法料金相場適応
糸法(鼻先スレッドリフト)10万円〜25万円軽度・お試し
鼻先ヒアル5万円〜15万円鼻全体の高さUP
縫合法(軟骨タイプ)20万円〜40万円軽度〜中等度の軟骨タイプ
縫合法+脂肪除去25万円〜45万円脂肪タイプ
軟骨移植(cap/shield)40万円〜70万円皮膚タイプ・中等度〜重度
SEG+鼻尖形成60万円〜120万円短い鼻+団子鼻の併発
修正手術60万円〜120万円初回の1.5〜2倍

「セット価格」より「個別料金の納得感」

団子鼻の手術で「鼻全体パッケージ」「鼻先+小鼻+鼻筋セット」のような表示で総額が安く見える場合、各施術の料金が個別に見て納得できるかを必ず確認してください。セット価格で安くても、個別の手術精度が落ちると修正コストが上がります。美容整形全体の費用感に目を通しておくと、団子鼻の手術が顔の他の施術と比べてどの位置にあるかが見えてきます。支払いガイドに医療ローンや分割払いの具体例をまとめてあります。

他施術との併用|鼻全体のバランス

団子鼻+他の悩み団子鼻の役割併用候補
団子鼻のみ主役単独でOK
団子鼻+小鼻が広い並行小鼻縮小
団子鼻+鼻筋が低い形担当隆鼻術(プロテーゼ・自家軟骨)
団子鼻+鼻先が短い形担当SEG
団子鼻+鼻基底の凹み並行貴族手術
団子鼻+ほうれい線並行ほうれい線ヒアル
「鼻を高くしたい」総合検討鼻を高くする方法鼻先と鼻筋の併用

「鼻先+鼻筋」のセットで印象が大きく変わる

団子鼻の方の多くは、鼻筋もアジア人らしく低い傾向にあります。鼻先だけ細くしても、鼻筋が低いままだと「鼻先だけシャープで違和感」になることがあります。鼻筋の高さを足すことで、鼻先の形がより自然に映えるため、鼻尖形成+隆鼻術をセットで行う症例が多いです。ただし、同時施術はダウンタイムと合併症リスクが増えるため、まず鼻先単独 → 半年〜1年経過を見て隆鼻術を追加するというやり方も一つの選択肢です。

術後のケア|結果を最大化する過ごし方

時期すべきこと避けるべきこと
当日〜3日冷却・安静・処方薬の服用飲酒・激しい運動・サウナ・うつ伏せ
4〜7日ギプス保護・処方薬を続ける強い洗顔・鼻を強く触る・メイク
抜糸後(7日〜)テーピング・UVケアサウナ・激しい運動・鼻を強くかむ
1〜3か月テーピング継続・UVケア徹底傷跡を強くこする・鼻先のマッサージ
3〜6か月定期検診強い衝撃(スポーツでの鼻打撲等)

術後ケアで特に重要なのは、UVケア・テーピング・鼻先への直接刺激を避けることの3点です。傷跡が紫外線に当たると色素沈着が長引き、テーピングをサボると傷跡が盛り上がりやすくなります。鼻先を強くマッサージすると、移植軟骨や縫合がずれるリスクがあるため、最低3か月は鼻先を強く押さないようにします。医師に何を質問すべきかはカウンセリングガイドでまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q. 団子鼻はマッサージで治りますか?
残念ながら、解剖学的な団子鼻はマッサージでは治りません。団子鼻の原因は鼻翼軟骨の形・皮膚の厚み・脂肪量で決まり、軟骨は柔軟性に限界があり、皮膚・脂肪は揉んでも形が永続的に変わらないからです。むしろ強いマッサージは皮膚の色素沈着や血管損傷のリスクがあります。一時的に鼻先がスッキリ見えるのは血流変化による浮腫の減少で、数時間で元に戻ります。明確な変化を望む場合は手術またはヒアルが自然な選択肢です。
Q. 自分の団子鼻はどのタイプか、家でどう判定できますか?
「鼻先つまみテスト」が最も簡単です。鼻先を親指と人差し指で軽くつまんで、明確に細くなれば軟骨タイプ、つまんでも丸みが残れば皮膚または脂肪タイプです。皮膚と脂肪の切り分けは、(1) 顔全体に脂肪がついているか、(2) 鼻先がテカりやすいか、で判定できます。顔全体に脂肪が多ければ脂肪タイプ寄り、皮脂が多ければ皮膚タイプ寄りです。
Q. 縫合法だけで団子鼻が治りますか?
軟骨タイプであれば縫合法だけで十分対応できることが多いです。皮膚タイプは縫合法だけでは効果が限定的で、軟骨移植や皮下脂肪除去との併用が必要です。脂肪タイプも縫合法だけより、皮下脂肪除去との組み合わせのほうが効果的です。「縫合法だけ」を選ぶ前に、自分のタイプを医師に明確に確認することが、後悔を避ける大きなポイントです。
Q. ヒアルロン酸で団子鼻は改善しますか?
団子鼻そのものを直接細くすることはヒアルではできませんが、鼻全体の高さを上げることで、相対的に鼻先の丸さが目立たなくなる副次的な効果があります。「鼻全体の高さUPで30%、鼻先の手術で70%」と分けて考え、まずヒアルで鼻全体の高さを確認してから鼻先の手術を検討するという段階を踏むやり方は、同世代でよく見られる進め方です。詳細は鼻ヒアルロン酸で解説しています。
Q. 鼻先が短くて団子鼻、両方を治したい場合は?
短い鼻+団子鼻の併発症例では、鼻中隔延長(SEG)+鼻尖形成の併用が必要になります。鼻先の方向(短い・上向き)はSEGで、鼻先の形(丸い)は鼻尖形成(縫合法・軟骨移植)で対応する形です。料金は60〜120万円、ダウンタイムも2〜3週間と長めですが、鼻先の悩みを根本的に解決できる選択肢です。
Q. 矯正器具(鼻クリップ・洗濯バサミ等)は効きますか?
効きません。解剖学的な団子鼻は軟骨の形・皮膚の厚み・脂肪量で決まり、外から挟む圧力では永続的な変化を作れません。短時間使えば一時的に鼻先がスッキリ見える方もいますが、これは血流変化による浮腫の減少で、外したら元に戻ります。長時間の使用は皮膚の色素沈着・血管損傷のリスクもあり、推奨できません。
Q. 30代でも団子鼻の手術を受けて大丈夫ですか?
受けられます。団子鼻の手術は20代から50代まで層が幅広いですが、特に相談が多いのは30代です。10〜20代に比べると皮膚が薄くなる影響で移植軟骨のラインが出やすくなる傾向はありますが、軟骨を細かく刻んだり皮下組織で覆ったりするテクニックで自然な仕上がりにできます。「写真の鼻先が気になる」「マスクを外したときの印象を整えたい」という具体的な悩みで来る方が多いのも30代の特徴です。
Q. ダウンタイムはどのくらいかかりますか?
術式によって異なります。糸法・ヒアルは当日〜数日、縫合法のみは抜糸後5〜7日、軟骨移植は抜糸後7日、SEGを含む大規模手術は1〜2週間以上が目安です。30代では大型連休(GW・夏季休暇・年末年始)の前後に手術を組む方が多いです。「結婚式まで2週間」のように短期間しかない場合は糸法・ヒアルのほうが無理がありません。
Q. 手術して「シャープすぎる鼻」になりませんか?
軟骨移植やSEGを使うとシャープすぎる人工的な印象になるリスクはあります。先述のJang研究では全体の合併症率が12.1%、修正手術を要したのは8.1%と報告されており、過剰突出を含むリスクはゼロではありません。経験豊富な医師は、患者の元の鼻先の角度・皮膚の厚みを計測したうえで、移植軟骨のサイズ・形を細かく調整します。シミュレーションを丁寧に行ってくれる医師を選ぶことが、このリスクの回避策になります。
Q. 満足できなかった場合、修正はできますか?
可能ですが、修正手術は初回より1.5〜2倍難しく、料金も1.5〜2倍上がるのが現場の感覚です。理由は、瘢痕組織で皮膚の動きが制限され、移植軟骨の再採取が必要なケースもあるためです。初回の医師選びが、その後のコスト・満足度を最大に左右します。複数のクリニックでカウンセリングを受け、医師の症例数・修正対応の体制・補償の有無を確認してから決めたほうが、後悔が少なくなります。
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参考文献(PubMed 収載論文)

  1. Jang YJ, Yi JS. “Perspectives in Asian rhinoplasty.” Facial Plast Surg. 2014;30(2):123-130. PMID 24810123
  2. Jang YJ, Min JY, Lau BC. “A multilayer cartilaginous tip-grafting technique for improved nasal tip refinement in Asian rhinoplasty.” Otolaryngol Head Neck Surg. 2011;145(2):217-222. PMID 21521887
  3. Yin Z, Liu L, Fan J, Tian J, Gan C, Yang Z, Chen W. “Broad Tip Modification in Asian Patients Undergoing Rhinoplasty Using the Low-Lateral Cartilage Cruciate Overlap Technique.” JAMA Facial Plast Surg. 2015;17(4):279-285. PMID 26066901
  4. Kim CH. “A new concept in the tip plasty of Asian rhinoplasty: the flag technique by use of only a septal cartilage.” Plast Reconstr Surg. 2015;135(4):1033-1036. PMID 25811570
  5. Choi JY. “Alar Base Reduction and Alar-Columellar Relationship.” Facial Plast Surg Clin North Am. 2018;26(3):367-375. PMID 30005792

本記事は上記の学術文献をもとに作成しており、医療情報の正確性を担保するため、すべて PubMed(米国国立医学図書館 NLM 運営の学術論文データベース)収載論文を出典としています。

鼻整形 ガイド (14 / 23)

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