忘れ鼻完全ガイド
鼻先が引っ込んで見える3タイプ別自己診断・治す方法・整形・料金・失敗回避を解説

「忘れ鼻」(わすればな)は、主張せず顔全体に自然に馴染む、印象に残らない上品な鼻を指すSNS発の呼び方で、横顔美人の条件として最近よく語られる言葉です。鼻先が前方にしっかり突出せず引っ込んで見える場合、医学的には鼻先プロジェクション不足(under-projected tip)に分類されます。原因は1つではなく、(1) 鼻翼軟骨の支持力が弱いタイプ、(2) 鼻柱が後退しているタイプ、(3) 皮膚が厚くて鼻先が埋もれているタイプ。同じ「鼻先が引っ込んで見える」でも、適した方法はタイプによって変わります。本記事では、3タイプの自己診断・適した選択肢(ヒアル・鼻尖形成・SEG・鼻柱下降術)・料金・失敗回避まで、医学論文5編の知見を踏まえて解説します。

忘れ鼻 — 鼻先が引っ込んで見える3つの原因タイプと改善方法
広告なし・独立編集
ClinicJapan編集部は、皮膚科専門医によるサイト方針監修のもと、PubMed収載論文・公開された医療文献・厚生労働省「医療広告ガイドライン」をもとに記事を作成・更新しています。本記事は忘れ鼻の悩み起点で書かれた自己診断ガイドです。手術術式の比較は鼻尖形成 完全ガイド、鼻先全体を伸ばす術式は鼻中隔延長(SEG)、鼻柱を下げる術式は鼻柱下降術、鼻整形全体は鼻整形 完全ガイドでまとめています。編集方針について →

「正面から見ても鼻先がはっきり見えない」「横顔だと鼻先が顔に埋もれて、メリハリがない」。スマホで自撮りした横顔をふと見て、こんな印象を持ったことはありませんか。一方で「忘れ鼻」は、顔の中で主張せず、目や口元を引き立ててくれる「印象に残らない上品な鼻」として、横顔美人の条件のひとつに挙げられています。SNS発のネット用語ですが、医学的には鼻先プロジェクション(projection)不足として分類される、構造に起因する明確な悩みでもあります。アジア人は鼻翼軟骨が小さく、鼻中隔軟骨も短い解剖学的特徴があり、欧米人より鼻先のプロジェクションが平均的に小さいことが知られています[1]。鼻先が引っ込んで見える理由は「軟骨の支持」「鼻柱の位置」「皮膚の厚み」のどれかであり、それぞれ効果の出る治療が大きく異なります。この記事では、家でできる自己診断から、タイプ別に適した選択肢まで、一つずつ整理していきます。

忘れ鼻には3つの原因タイプがあります:(1) 軟骨支持タイプ(鼻翼軟骨と鼻中隔軟骨の支持が弱く、鼻先のプロジェクションが小さい)、(2) 鼻柱後退タイプ(鼻柱が引っ込んでいて、相対的に鼻先が前に出ていない)、(3) 皮膚タイプ(皮膚と皮下組織が厚く、鼻先の輪郭がぼやけて見える)。横顔写真を撮って判定するのが一番わかりやすい方法です。軟骨支持タイプ鼻尖形成(軟骨移植)で40〜70万円、鼻柱後退タイプ鼻柱下降術またはSEGで30〜60万円、皮膚タイプは皮下脂肪除去+軟骨移植で40〜70万円が相場です。軽度の悩みなら鼻ヒアルで5〜15万円から試す選択肢もあります。Park らの2013年36例の研究では、Septal extension graft を含む短鼻矯正で鼻先プロジェクション(N-TDP)が11.2%増加したと報告されています[2]

※効果・ダウンタイム・料金には個人差・施設差があります。施術前に必ず医師の診察を受けてください。
iClinicJapanは厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って記事を作成しています。 詳細はこちら →

忘れ鼻治療に関する重要な情報開示

本記事で解説する施術には、厚生労働省「医療広告ガイドライン(令和6年3月改訂)」に基づき、以下の情報提供が必要です。

  1. 自由診療:忘れ鼻の治療(鼻尖形成・軟骨移植・SEG・鼻柱下降術・ヒアル等)は、すべて保険適用外の自由診療です。
  2. 外科的処置・使用材料:手術は切開を伴う処置です。使用される医療用縫合糸・自家軟骨(鼻中隔・耳介・肋軟骨)は、医師の個人輸入による国内未承認品が含まれる場合があります。
  3. 適応外使用:使用される医療用材料の本来の薬機法承認用途とは異なる、美容目的での使用は適応外使用に該当する場合があります。
  4. 諸外国における安全性情報・救済制度:これらの手術は国際的に確立された美容外科手技ですが、術後合併症(瘢痕化・左右差・知覚異常・軟骨吸収・修正手術の必要性等)が報告されています[3]。万一重篤な副作用が発生した場合、未承認材料の使用または医師の判断による施術については、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる点にご留意ください。

施術を検討される方は、術式の詳細・修正保証の範囲について、事前に医師へ必ずご確認ください。

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鼻整形シリーズ 41/45

忘れ鼻の自己診断|3タイプを切り分ける

このページの位置づけ:「忘れ鼻」は鼻先が前に出ていない・引っ込んで見える悩みです。鼻先が丸い・大きい悩みは団子鼻下に向いている悩みは垂れ鼻上を向いている悩みは豚鼻に該当します。鼻の穴が正面から見える場合は、鼻柱の位置の問題と重なることが多いです。忘れ鼻と団子鼻はよく混同されますが、団子鼻は「丸い」、忘れ鼻は「埋もれている/前に出ない」と整理すると区別しやすくなります。

「忘れ鼻を治したい」と考えるなら、最初にすべきは原因タイプの切り分けです。見かけは同じ「鼻先が引っ込んで見える」状態でも、原因タイプによって最適な治療法が大きく変わるため、ここを誤ると効果の薄い施術を選んでしまう可能性があります。鼻整形の全体像もあわせて参照してください。

タイプ原因主な特徴適した方法
軟骨支持タイプ鼻翼軟骨・鼻中隔軟骨の支持力不足横顔で鼻先が前に出ていない鼻尖形成(軟骨移植)
鼻柱後退タイプ鼻柱が引っ込んでいる鼻の穴が正面から見える鼻柱下降術
皮膚タイプ皮膚・皮下組織が厚い鼻先の輪郭がぼやけている皮下脂肪除去+軟骨移植
複合タイプ2つ以上の組み合わせ複合手術
忘れ鼻の3タイプ — 軟骨支持・鼻柱後退・皮膚厚の解剖学的違い

「横顔写真テスト」でタイプを切り分ける

自宅で簡単にできるタイプ判定法が、横顔写真テストです。スマホで真横から横顔の写真を撮り、(1) 鼻先が顔の輪郭からどれだけ前に出ているか、(2) 鼻柱の位置はどうか、(3) 鼻先の輪郭は明確か、をチェックします。

「鼻先つまみテスト」で軟骨の支持力を確認

横顔写真テストに加えて、鼻先つまみテストもタイプ判定の補助に使えます。鼻先を親指と人差し指で軽く前方に引っ張ってみてください。

なぜアジア人に忘れ鼻が多いのか

「もともと骨格の問題だから、自分の鼻はもう諦めるしかない?」と感じる方も少なくありません。実は、忘れ鼻の悩みが日本人に多いのは、解剖学的にはちゃんとした理由があります。アジア人の鼻は、欧米人と比べて(1) 鼻翼軟骨が小さい、(2) 鼻中隔軟骨が短く支持力が弱い、(3) 皮膚と皮下組織が厚い、(4) 鼻骨が低いという解剖学的特徴があります[1]。これらが重なって、欧米人より「鼻先のプロジェクションが小さい=忘れ鼻」になりやすい傾向にあります。Park らの2013年36例の研究では、Septal extension graft を含む短鼻矯正で鼻先プロジェクション(N-TDP)が術後11.2%増加し、columellar-facial angle が122.6°から111.1°へ減少したと報告されています[2]

「忘れ鼻」はSNSで生まれた言葉で、医学用語ではありません:「忘れ鼻」「忘れたような鼻」という呼び方は、SNSで広まったネット用語です。医学的には鼻先プロジェクション不足(under-projected tip)に分類されます。SNSでは「鼻が存在感を失っている」「メリハリがない」と表現されることが多いですが、診察ではプロジェクションの計測値(鼻先突出度・Goode比など)で客観的に評価します。気になる場合は美容外科的に矯正する選択肢があり、SNSで話題になる前から確立された治療法があります。

遺伝・加齢で変わるか

忘れ鼻は遺伝的要因が大きいですが、加齢でも変化します。加齢で(1) 鼻翼軟骨の支持力がさらに落ちて鼻先が下がる、(2) 皮下脂肪の分布が変わる、(3) 皮膚のハリが減って輪郭がさらにぼやけるなどの変化が起こり、若い頃は気にならなかった方が30代以降で気になり始めるケースもあります。「若い頃から忘れ鼻」と「最近気になり始めた」では原因の重みが異なる可能性があり、診察で詳細を確認してもらうと良いでしょう。

手術せずに改善する方法|可能性と限界

「手術せずに忘れ鼻を治したい」というニーズは強くありますが、構造的な忘れ鼻に対して非手術的な方法でできることにははっきりした限界があります。「全くダメ」というわけではなく、軽度の悩み・写真映りの改善・お試しの範囲では一定の効果が期待できます。

方法効果持続料金
メイク(ノーズシャドウ+ハイライト)視覚的にメリハリを出す当日のみ
鼻先ヒアル(鼻先プロジェクション)軽度のプロジェクション向上6か月〜1年5〜15万円
糸法(鼻先スレッドリフト)軽度の引き上げ・形成6か月〜1年10〜25万円
マッサージ・矯正器具構造的変化なし

「鼻先ヒアル」のお試し

軽度の忘れ鼻には、鼻先ヒアルロン酸が「お試し」として人気です。鼻先に少量のヒアルロン酸を注入することで、軽度のプロジェクション向上が期待できます。料金は5〜15万円、ダウンタイムはほぼゼロですが、効果の持続は6か月〜1年、注入量にも限界があります(鼻先には皮膚壊死リスクがあるため、慎重な注入が必要)。「手術するほどではないけど、ちょっと変えたい」「手術前のシミュレーション代わり」として使う方が多いです。

「ノーズシャドウ+ハイライト」のメイクテクニック

忘れ鼻を視覚的にメリハリのある印象に見せるメイクは、ダウンタイム0で今日から実行できる方法です。基本は(1) 鼻筋にハイライト(鼻先までしっかり)、(2) 鼻先の両サイドに薄くシャドウ、(3) 鼻先の中央にも追加でハイライトの3点。これで写真映りの鼻先のメリハリは大きく変わります。ただし対面のリアルでは限界があるため、結婚式や同窓会など特別な日の「保険」として使うのが上手な活用法です。

手術での改善|タイプ別の最適解

本格的な忘れ鼻の改善は、構造的アプローチの手術です。鼻尖形成 完全ガイドで術式全般を整理していますが、ここではタイプ別に最適解をまとめます[3]

タイプ第一選択追加検討料金
軟骨支持タイプ(軽度)縫合法+cap graft30〜50万円
軟骨支持タイプ(中等度)軟骨移植(cap/shield/strut)40〜70万円
鼻柱後退タイプ(軽度)鼻柱下降術(V-Y)20〜35万円
鼻柱後退タイプ(中等度)SEG+strut graft40〜60万円
皮膚タイプ皮下脂肪除去+軟骨移植40〜70万円
複合タイプSEG+軟骨移植+皮下脂肪除去60〜90万円
忘れ鼻+低い鼻筋鼻尖形成+隆鼻術50〜100万円
忘れ鼻の手術アプローチ — タイプ別の術式選択

軟骨支持タイプ:軟骨移植が第一選択

3タイプのうち最も多いのが軟骨支持タイプです。鼻翼軟骨を縫合法で寄せたうえで、鼻中隔軟骨・耳介軟骨を細く加工して鼻先に移植(cap graft・shield graft・columellar strut)することで、鼻先のプロジェクションを前方に伸ばします。Kim らの2014年107例の研究では、鼻先プロジェクション向上を目的とする群で、Septal extension graft(SEG)のType II が選ばれることが多いと示されています[4]。同研究では鼻唇角が74.8°から94.6°へ平均約20°改善するなど、客観的な計測値の改善が報告されています。

鼻柱後退タイプ:鼻柱下降術またはSEG

鼻柱が引っ込んでいるタイプは、鼻先を直接動かさなくても、鼻柱を下方・前方に引き下げることで相対的に鼻先のプロジェクションが改善します。軽度ならV-Y advancement で対応可能、中等度以上はSEG+columellar strut の併用が標準です。詳細は鼻柱下降術 完全ガイドを参照してください。

皮膚タイプ:「軟骨を入れても埋もれる」現実

皮膚タイプは、軟骨を移植しても皮膚の厚みで鼻先の輪郭がぼやけたままになるため、移植だけでは「思ったより変化が出ない」結果になります。皮下脂肪の除去を併せて行うことで、皮膚の厚みを補償する形で鼻先の輪郭を出します。Jung らの2018年の総説では、皮膚厚が忘れ鼻の効果を左右する重要な因子であることが整理されています[3]

ダウンタイム|タイプ別の経過

術式腫れピーク外出可能最終仕上がり
糸法(鼻先スレッドリフト)当日〜3日翌日〜3日1〜2週間
鼻先ヒアル当日〜2日当日〜翌日1週間
縫合法+cap graft1〜3日抜糸後5〜7日3〜6か月
軟骨移植(cap/shield/strut)3〜7日抜糸後7日3〜6か月
鼻柱下降術(V-Y)1〜3日抜糸後5〜7日1〜2か月
SEG+鼻尖形成1週間〜抜糸後7日6〜12か月

30代に多いスケジュール例

「結婚式の前撮りに間に合わせたい」「来月の同窓会まで2か月」など、目標日から逆算してスケジュールを組むのが一般的です。経過の目安は次のとおりです。

どのくらい変わるか|タイプ別の効果幅

「どれくらい変わるかが想像できないと、踏み出せない」という方は多いです。実際の数値で見ると、イメージしやすくなります。忘れ鼻の手術効果は、タイプによって変化幅が異なります。Park らの研究では、Septal extension graft を含む短鼻矯正で鼻先プロジェクション(N-TDP)が術後11.2%増加、Kim らの研究では鼻唇角が74.8°から94.6°へ平均約20°改善したと報告されています[2][4]。視覚的には、横顔で鼻先が顔の輪郭から明確に前に出るようになり、正面では鼻先のメリハリが出る変化が出ます。

術式効果の出方印象の変化
糸法軽度鼻先がやや前に
ヒアル軽度軽度のプロジェクション向上
縫合法+cap graft軽度〜中等度正面で鼻先のメリハリ
軟骨移植(cap/shield/strut)中等度〜高度横顔で鼻先が前に伸びる
SEG+鼻尖形成高度鼻先が前方・下方に明確に伸びる

「やりすぎ」のリスク

軟骨移植やSEGを使うと効果は大きいですが、シャープすぎる人工的な印象になるリスクがあります。Park らの研究でも、術後合併症としてpolly beak deformity(鼻先と鼻筋の段差)が報告されており、修正手術を要したケースもあります[2]。経験豊富な医師は、患者の元の鼻先角度・皮膚厚・小鼻位置を計測したうえで、移植軟骨のサイズ・形を細かく調整します。クリニック選びでは、シミュレーション画像を見せながら細かく希望をすり合わせてくれる医師を選ぶと、過剰突出のリスクを減らせます。

リスク・失敗・修正

頻度症状持続対応
非常に高い腫れ・内出血1〜3週間冷却・経過観察
高頻度鼻先の硬さ3〜6か月マッサージ・自然軟化
高頻度鼻先の知覚低下3〜6か月自然回復
中頻度傷跡の赤み(open法)3〜6か月テーピング・UVケア
低頻度(5%程度)感染1〜2週間抗生剤・移植軟骨除去
低頻度左右差持続修正手術
低頻度移植軟骨の吸収・変形持続修正手術
低頻度過剰突出(overprojection)持続修正手術

「軟骨を入れたのに変わらない」皮膚タイプの落とし穴

忘れ鼻の手術で特に多い「後悔」のパターンが、皮膚タイプの方が軟骨移植だけを受けて「変化が実感できない」と感じるケースです。皮膚タイプは軟骨を入れても皮膚の厚みで輪郭がぼやけたままになるため、皮下脂肪除去との併用が必要なのに、初回カウンセリングで皮膚厚の評価が不十分だと、効果の薄い軟骨移植だけを選んでしまうことがあります。事前に「私の鼻先は皮膚タイプか、軟骨支持タイプか」を医師に明確に質問することが、このパターンの後悔を避ける大きなポイントです。

「修正手術は初回より1.5〜2倍難しい」実態:忘れ鼻の手術で初回の結果に満足できなかった場合、修正手術は可能ですが、初回より難易度が大きく上がります。主な理由は、(1) 一度移植した軟骨を取り出すと再採取が必要、(2) 瘢痕組織で皮膚の動きが制限される、(3) 解剖が初回と変わっている、といったあたりにあります。料金は初回の1.5〜2倍、医師の修正経験も重要になります。最初にどの医師の手で受けるかが、忘れ鼻の仕上がりを左右する一番大きな分かれ目になります鼻整形 修正安全性ガイドでは医師選びの軸をまとめています。

料金相場

料金表示について:以下の料金は税込の相場目安です。実際の料金はクリニック・タイプ・術式によって異なり、麻酔代・術後検診料・抜糸代が別途発生する場合があります。

方法料金相場適応
糸法(鼻先スレッドリフト)10万円〜25万円軽度・お試し
鼻先ヒアル5万円〜15万円軽度・お試し
鼻柱下降術(V-Y)20万円〜35万円鼻柱後退タイプ(軽度)
縫合法+cap graft30万円〜50万円軟骨支持タイプ(軽度)
軟骨移植(cap/shield/strut)40万円〜70万円軟骨支持タイプ(中等度)・皮膚タイプ
SEG+鼻尖形成60万円〜120万円複合タイプ
修正手術60万円〜120万円初回の1.5〜2倍

「セット価格」より「個別料金の納得感」

忘れ鼻の手術で「鼻全体コース」「鼻先+鼻柱+鼻筋セット」のような表示で総額が安く見える場合、各施術の料金が個別に見て納得できるかを必ず確認してください。セット価格で安くても、個別の手術精度が落ちると修正コストが上がります。美容整形全体の費用感に目を通しておくと、忘れ鼻の手術が顔の他の施術と比べてどの位置にあるかが見えてきます。支払いガイドに医療ローンや分割払いの具体例をまとめてあります。

他施術との併用|鼻全体のバランス

忘れ鼻+他の悩み忘れ鼻の役割併用候補
忘れ鼻のみ主役単独でOK
忘れ鼻+鼻先が丸い並行団子鼻の手術
忘れ鼻+鼻柱後退並行鼻柱下降術
忘れ鼻+低い鼻筋形担当隆鼻術(プロテーゼ・自家軟骨)
忘れ鼻+短い鼻形担当SEG
忘れ鼻+鼻基底の凹み並行貴族手術
「鼻を高くしたい」総合検討鼻を高くする方法鼻先と鼻筋の併用

「鼻先+鼻筋」のセットで印象が大きく変わる

忘れ鼻の方の多くは、鼻筋もアジア人らしく低い傾向にあります。鼻先だけ前に出しても、鼻筋が低いままだと「鼻先だけ突出して違和感」になることがあります。鼻筋の高さを足すことで、鼻先の形がより自然に映えるため、鼻尖形成+隆鼻術をセットで行う症例が多いです。ただし、同時施術はダウンタイムと合併症リスクが増えるため、まず鼻先単独 → 半年〜1年経過を見て隆鼻術を追加するというやり方も一つの選択肢です。

術後のケア|結果を最大化する過ごし方

時期すべきこと避けるべきこと
当日〜3日冷却・安静・処方薬の服用飲酒・激しい運動・サウナ・うつ伏せ
4〜7日ギプス保護・処方薬を続ける強い洗顔・鼻を強く触る・メイク
抜糸後(7日〜)テーピング・UVケアサウナ・激しい運動・鼻を強くかむ
1〜3か月テーピング継続・UVケア徹底傷跡を強くこする・鼻先のマッサージ
3〜6か月定期検診強い衝撃(スポーツでの鼻打撲等)

術後ケアで特に重要なのは、UVケア・テーピング・鼻先への直接刺激を避けることの3点です。傷跡が紫外線に当たると色素沈着が長引き、テーピングをサボると傷跡が盛り上がりやすくなります。鼻先を強くマッサージすると、移植軟骨や縫合がずれるリスクがあるため、最低3か月は鼻先を強く押さないようにします。カウンセリングガイドでは医師に何を質問すべきかをまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q. 忘れ鼻と団子鼻はどう違いますか?
忘れ鼻は「鼻先が前に出ていない・引っ込んで見える」悩み、団子鼻は「鼻先が丸い」悩みです。違う構造の問題なので、効果のある施術も異なります。忘れ鼻は鼻尖形成(軟骨移植)またはSEGで前方に伸ばすのが基本、団子鼻は縫合法で細くするのが基本です。ただし、忘れ鼻と団子鼻が併発しているケースも多く、その場合は両方の手術を同時に行います。詳細は団子鼻 完全ガイドを参照してください。
Q. 自分の忘れ鼻はどのタイプか、家でどう判定できますか?
「横顔写真テスト」が最も簡単です。スマホで真横から横顔の写真を撮り、(1) 鼻先が顔の輪郭からどれだけ前に出ているか、(2) 鼻柱の位置はどうか、(3) 鼻先の輪郭は明確か、をチェックします。鼻先が引っ込んで鼻柱は正常 → 軟骨支持タイプ、鼻柱が引っ込んでいる → 鼻柱後退タイプ、鼻先の輪郭がぼやけている → 皮膚タイプです。
Q. 鼻先ヒアルで忘れ鼻は治りますか?
軽度の忘れ鼻なら、鼻先ヒアルで軽度のプロジェクション向上が期待できます。料金は5〜15万円、ダウンタイムはほぼゼロで、6か月〜1年の効果が持続します。ただし鼻先には皮膚壊死リスクがあるため、慎重な注入が必要です。中等度以上の忘れ鼻には骨格的アプローチ(軟骨移植・SEG)が必要で、「まずヒアルロン酸で試して → 満足できなければ手術」という段階を踏む方も多いです。
Q. 軟骨移植だけで忘れ鼻が治りますか?
軟骨支持タイプであれば軟骨移植だけで十分対応できることが多いです。鼻柱後退タイプは鼻柱下降術またはSEGを、皮膚タイプは皮下脂肪除去との併用が必要です。「軟骨移植だけ」を選ぶ前に、自分のタイプを医師に明確に確認することが、後悔を避ける大きなポイントです。
Q. 鼻柱が引っ込んでいて、鼻先も引っ込んでいる場合は?
鼻柱後退と忘れ鼻が併発するケースでは、鼻中隔延長(SEG)+鼻尖形成の併用が必要になります。SEGで鼻柱と鼻先を一度に下方・前方に伸ばし、必要に応じて軟骨移植で鼻先のプロジェクションを補強します。料金は60〜90万円、ダウンタイムも1〜2週間と長めですが、両方の悩みを根本的に解決できる選択肢です。詳細は鼻柱下降術 完全ガイドを参照してください。
Q. 30代でも忘れ鼻の手術を受けて大丈夫ですか?
受けられます。忘れ鼻の手術は20代から50代まで幅広い年齢の方が検討されており、相談数で見ると30代が中心です。10〜20代に比べると皮膚が薄くなる影響で移植軟骨のラインが出やすくなる傾向はありますが、軟骨を細かく刻んだり皮下組織で覆ったりするテクニックで自然な仕上がりにできます。「マスクを外したときの印象を整えたい」「写真の横顔が気になる」という具体的な悩みで来る方が多いのも30代の特徴です。
Q. ダウンタイムはどのくらいかかりますか?
術式によって異なります。糸法・ヒアル・V-Yは抜糸後5〜7日、縫合法+cap graftは抜糸後5〜7日、軟骨移植は抜糸後7日、SEGは抜糸後7〜10日が目安です。最終仕上がりは軟骨移植で3〜6か月、SEGで6〜12か月です。30代の方は、GW・夏季休暇・年末年始といった大型連休に合わせて手術日を組むケースが目立ちます。
Q. 手術して「シャープすぎる鼻」になりませんか?
軟骨移植やSEGを使うとシャープすぎる人工的な印象になるリスクはあります。先述のPark らの研究では合併症としてpolly beak deformity(鼻先と鼻筋の段差)が報告されています[2]。経験豊富な医師は、患者の元の鼻先の角度・皮膚の厚みを計測したうえで、移植軟骨のサイズ・形を細かく調整します。仕上がりイメージのすり合わせを丁寧にしてくれる医師を選ぶと、過剰突出のリスクをかなり下げられます。
Q. 満足できなかった場合、修正はできますか?
可能ですが、修正手術は初回より1.5〜2倍難しく、料金も1.5〜2倍上がるケースが目立ちます。理由は、瘢痕組織で皮膚の動きが制限され、移植軟骨の再採取が必要なケースもあるためです。初回にどの医師に依頼するかで、その後の費用と満足度が大きく決まってきます。複数のクリニックでカウンセリングを受け、医師の症例数・修正対応の体制・補償の有無を確認してから決めたほうが、後悔が少なくなります。
Q. SNSで「忘れ鼻」って言葉を見かけますが、医学的に意味のある言葉ですか?
「忘れ鼻」はSNSで広まった呼び方で、医学的には鼻先プロジェクション不足(under-projected tip)として分類されます。医学用語ではないものの、「忘れ鼻」という言葉が広まった背景には、横顔のメリハリ・写真映りの良さへの関心の高まりがあります。診察ではプロジェクションの計測値(鼻先突出度・Goode比)で客観的に評価しますが、患者側の悩みを表現する言葉としては自然に通じます。
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参考文献(PubMed 収載論文)

  1. Jang YJ, Yi JS. “Perspectives in Asian rhinoplasty.” Facial Plast Surg. 2014;30(2):123-130. PMID 24810123
  2. Park JH, Mangoba DC, Mun SJ, Kim DW, Jin HR. “Lengthening the short nose in Asians: key maneuvers and surgical results.” JAMA Facial Plast Surg. 2013;15(6):439-447. PMID 24030660
  3. Jung DH, Jin SG, Hyun SM. “Correction of Short Nose.” Facial Plast Surg Clin North Am. 2018;26(3):377-388. PMID 30005793
  4. Kim JH, Song JW, Park SW, Oh WS, Lee JH. “Effective Septal Extension Graft for Asian Rhinoplasty.” Arch Plast Surg. 2014;41(1):3-11. PMID 24511488
  5. Jang YJ, Min JY, Lau BC. “A multilayer cartilaginous tip-grafting technique for improved nasal tip refinement in Asian rhinoplasty.” Otolaryngol Head Neck Surg. 2011;145(2):217-222. PMID 21521887

本記事は上記の学術文献をもとに作成しており、医療情報の正確性を担保するため、すべて PubMed(米国国立医学図書館 NLM 運営の学術論文データベース)収載論文を出典としています。

鼻整形 ガイド (41 / 45)

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